セルジュさんの石窯(2)ーパン屋妻を寝取られる
石窯フリークなら必見です。 フランス石窯映画の名作、 ファム・ド・ブーランジェ(La femme du boulanger、1938年) パン屋の妻が羊飼いに寝取られる。 というすごい話。 この映画、昔のパン作りが垣間見...
石窯フリークなら必見です。 フランス石窯映画の名作、 ファム・ド・ブーランジェ(La femme du boulanger、1938年) パン屋の妻が羊飼いに寝取られる。 というすごい話。 この映画、昔のパン作りが垣間見...
まず、全国の石窯ファンのみなさまに、 深くお詫び申し上げます。 今回ご紹介する薪窯は、 火が吹き出るグラの方式ではなく、(→こちらがそのグラの) 燃焼室とパンの焼き床が同じ方式。 この方式のパン屋はもうないよ〜、と知った...
10日、中国新聞朝刊にて、 フランス、石窯、のことを書いたコラムが掲載されます! ありがとうございます(正面へ礼)。 ありがとうございます(右へ礼)。 ありがとうございます(左へ礼)。 これも、皆様の暖かい声援および圧力...
大きく荘厳な教会の中。 まるで絵のような光景。 心地良い賛美歌。 香が焚かれ煙が立ちのぼり、 ステンドグラスから射す光を浮かび上がらせる。 ロウソクの明かりで照らされた司教の姿は、 かすんで見えて神々しい。 すべてをゆだ...
フランスの1月6日は、 ガレットデロワというタルトを食べる日です。 中に一つフェーブ(陶器のおもちゃ)が入っています。 みんなに切り分けてから、 さあ、王様はだーれだ!と。 それが当たった人が王様。 という、たぶんちょっ...
大晦日。夜8時頃。 サンピエール村の小学校横の公民館。 年越しパーティーが始まった。 大人達は、立ったままワイン持って、時々つまみをパクつき、 ワイワイ話しに興じている。 いつもながら座る前を長く過ごす。 アペリティフ(...
「男子志を立てて郷関を出ず」 というぐらい男の子に志と旅はつきもの。 ならばと私も大学生のとき、志を立てた。 それからいろんなところを旅し住んで、 いろんな正月を迎えた。 長野で旅館雪かきしつつ、 北海道で貧乏山ガイド修...
ノルマンディーに1週間行ってきました。 今まで見た中で最大です。 一気に200キロのパン生地が入ります。 うちの10倍。 しかも、 それが、 3窯ある。 半端ない世界を体験させてもらえました。 夜中までの作業。 楽しかっ...
今日、フランスのラジオで、 Kyoto,Kyoto, とよく耳にしました。 15年前です。 1997年12月の京都市。 そこで行われた、 第3回世界温暖化会議で、 世に”京都議定書”とよばれている、 約束が交わされたので...
影絵でキツネを作る。 お隣の夫婦喧嘩も、 商店街の賑わいも、 難しい政治とかも、 影絵のお芝居。 こっちには何もないよ。 だって、おれ影だもん。 と影絵のキツネが言う。 日が暮れるのが早くなり、 向かいの窓にも明かりが灯...
前回の「柿の回」を読んで頂いた皆様。 もうお気づきでしょう。 あれは今回の牡蠣の話への伏線であり、 おおいなるダジャレだったのです。 仕込に時間かかっております。 こちらに来てから、 牡蠣が激安なので、 食べまくっていま...
一句失礼して 柿くえば 鐘が鳴るなり 教会のね 今や、 日本で柿食べたところで、 めったに鐘なんてなりません。 が、 ここでは鐘がゴンゴンゴンゴン乱打されておりまして、 柿も売っているのです。 名前は「kaki」そのま...
パンデピス。 という菓子というかパンというか、 中間みたいなのがあるのです。 私けっこう好きなのです。前から。 ケバケバしてなくて、 どっしりとしていて。 日持ちもするし。 でも、 これだ! このパンデピスを再現できたら...
ナント市は人口たったの28万。 それでいて、 この町の活気は何なのだ。 個人経営の店が軒をつらね、 カフェや飲み屋が並ぶ。 いたるところに市がたち、 買い物客で本当にあふれている。 町が生々しくて、 生きている。 仕事の...
この週末、 ナントのパン屋夫妻と一緒に酒を飲むことができた。 クリスマスの市場でホットワインを飲みながら、立ち話。 その後、最近急増中のケバブを食べて、 彼らの家でチーズとパンつまみつつワインを飲んだ。 ナウなフランスを...
もう5年も前のことになりますでしょうか。 その登場があまりにもセンセーショナルであり、 一部には「過激すぎるからR18指定だ!」という声もあり、 世の中のなにやら大きな力によって、 一旦は忘れられてしまった理論。 20世...
大学生の頃、アメリカの長距離バスに乗った時に、 たまたま隣にすわった身なりの汚い男性(ちなみに臭い)。 ある日突然家を出て、 家族とも友人とも恋人とも別れて旅に出た、 と言っていた。 自分は自分の周りが作ってくれている。...
「りんごと洋梨のフランベ」 今日紹介するのは、 とても簡単にできるデセールでございます。 前回の鴨を焼いた時は、 パンを焼いた次の日の窯でユルリとやりましたが、 今回はパンを焼く日の熱々の窯でやってみよう。 という作戦で...
ある夜、 フーニル・ド・セードルに、 ロシャール・エルベ、フロゴンス夫妻が来て、食事となった。 この二人は、4年前にも一緒にモンサンミッシェル行ったし、 来日した時には宮島案内もしたので、楽しく話せる。 ロシャール夫妻は...
フランスは今日本ブームであります。 マンガや日本食がその牽引役です。 (写真上) 町の調理器具屋さんでも、スシのデモをやっていたりします。 皆さん真剣に聞いていて、 途中で席を立つ人もいない。 そしてお酢はもちろんミツカ...
sain pierre村で食べたりんごがとても美味しかった。 「家の庭にあるリンゴの木から落ちた実を拾って。 涼しいところに置いておけば春ぐらいまでもつのよ。」 といわれたリンゴは、 日も経っているし、見た目は傷もついて...
車の助手席から農村風景を眺めていた。 トウモロコシ畑があり、 収穫されたばかりなのか、 半分は赤茶色の土があらわになっていた。 トウモロコシ美味しそうですね。 というと、 どうやらちがう。 あれは、 牛のエサ用のトウモロ...
フーニル・ド・セードルの女将ゆかりさんに、 石窯料理を教えてもらいましたので、 レッツクッキング。 今日は「鴨の石窯焼き」 (鴨はフランス語でカナーです。親しみを込めた場合はカナーさんです。) ー材料ー 近所の人が飼って...
パン屋フーニル・ド・セードルのすぐ目の前にある教会。 12世紀の建物だと判明。 日本が鎌倉幕府の頃です。 石の建築文化のずるいところです。 その中はこんな感じ。とてもシンプルで気持ちの良い空間です。 ミサがあるのは年に一...
(↑昨年蔵を見学させてもらった時の写真。蒸し米を麹にする行程。) 我が師と仰いでおります、 竹鶴酒造の石川杜氏が作ったお酒、 フランスの方にもおみやげとして持参し飲んでもらっています。 この酒は生酛造り。 野生の乳酸菌を...
フランス式薪窯の使い方は、 地理的に遠い為、取材する方もパンの専門家でないからか、 とても誤解されて日本に伝わってしまっています。 専門雑紙でさえです。 ということでここで、 やさしいフランス式薪窯の使い方です。 薪をく...
先週は大学がtoussaint/トゥーサン(お盆休みみたいなの)で休みだったので、 毎度お世話になっている、 Le Fournil du Cédre/フーニル・ド・セードル に行ってきました。 ナントから電車で1時間程の...
ナントの中心部では毎週土曜日に大きなマルシェがひらかれる。 やはり、市場はワクワクします。 売る人も買う人もいつものスーパーマーケットとは違って、 生な生活の匂いをプンプンさせています。 朝いちから多くの人が大きな買い物...
とても不思議な国である。 例えば、 この国には、煙突は保存すべし。 という決まりがある。 とても仕事が遅く、休みも多く、 食事も長く、話しも長く、 時に外国人に対して大柄なところもある国でもある。 公共交通機関であっても...
パン屋をやっていると、 飲食業とか、花屋さんとか、家具屋さんとか、 経営者の友達が増えます。 そんな方達は、本当に寝ずに働いていて、 休日出勤当たり前、というか休日とかそもそもなく、 しかもすごく手の込んだ丁寧な仕事して...