彼女は暗闇で、だめよ、と言った。


パリのマックス・ポワラーヌ/Max Poilâne。
ここのパンはやはり美味しい。
本家よりもこっちが乗っていると思う。
フランス語でメール書くのも、
石窯輸入計画のおかげで慣れたので、
ダメ元でメールしてみると、
意外にPoilâneさんから返事がきた。
「パリに着いたら電話ください!」と。
で、パリに行ったわけです。
が、なかなか固い扉でした。
対応してくれた職人さん2人は、
本当に親切な方で、
本当にフランス人か?というほど柔らかい対応をしてくれて、
「そっか、そういうことなら見ていく?」
となったので、
お、意外にすんなりいくな、と思っていたのです。が、、、
「彼に工場見せてあげますよ、いいですか、もう終わりかけですし、、、」
と隣の小部屋で誰かにきいてくれている職人さん。
すると、
「mais non=だめよ〜」
とおばちゃんの声だけが聞こえてきた。
えー。
「ごめん、今日は無理みたいなんだ」
と言ってくれる職人さん。涙。
でも、こういうメールもらったんで来たんですけど、
と食い下がり、
日本から来たんですと嘘つくも、
滞在を1日延ばして再訪するも、
おつぼねさま的おばちゃんの鶴の一声は動かせず、
ミッション失敗。
メールの返事くれた本人が不在で、忙しかった。
だからまた来てね。
フランスのこんな対応にも慣れてきた、渡仏5ヶ月目なのでした。
打たれ強さが2ぐらい上がりました。
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」