大晦日パーティー

大晦日。夜8時頃。
サンピエール村の小学校横の公民館。
年越しパーティーが始まった。

大人達は、立ったままワイン持って、時々つまみをパクつき、
ワイワイ話しに興じている。
いつもながら座る前を長く過ごす。
アペリティフ(食前酒)だ。

子供達は、音楽に合わせて踊っている。

そのうち子供達には早々に子供用夕食のサンドイッチが配られる。
食べたら、また踊りだす。
1時間も立ち話をしていた大人達も、
ゆるゆるとテーブルに着きはじめる。
なかなか座らない。
その頃、子供達は踊り疲れて、
小学校の校舎で用意されていた映画鑑賞に連れていかれた。
パーティーとかだとだいたい子供と大人が何となく別れている。
それぞれの社会に。

静かになったところで、
大人達はやっと前菜から食べ始める。

政治や経済から下ネタまで、いつも本当に話題が広い。
そしてゆっくりゆっくり食べる。
一つの皿で前菜からメイン、デザートまでを食べる仕組みは、
絶対にゆっくり食べることになる仕組みで、
たくさん話しながら食べる知恵だと思う。

カウントダウンは、大人も子供も一緒に。
全員がビズ(ほおにチュッとするやつ)をし合う。(フランス来て本当に良かった♡)
子供達は踊りだす。

コーヒーと食後酒飲んで、
最後は大人も踊りだす。
本当にコミュニケーションの密な人達だ。
というか、
そうなるように、そうなるように、
習慣が形づくられている。
文化だな〜。
deRienのfacebookページには無理矢理パンにこじつけた大晦日写真があります。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」