『市民がつくった電力会社』
の著者、田口理穂さんに会いに、ブリュッセルへ行ってきます。
チェルノブイリ原発事故後、
原子力のない社会を目指して始まった電力素人数人の市民団体が、
大企業と戦いながらも、
上手に市民とメディアと協力して、
今では自然エネルギーだけを供給する電力会社”シューナウ電力会社”として、
大きな会社にまで成長した話です。
読んでいると、
チェルノブイリ後のドイツと、
今のフクシマ後の日本がだぶります。
あんなに悲惨な事故があったのだから、
政府や電力会社が対策を考えてくれるだろう。
マスコミもだまってはいないだろう。
きっと大きく変わるだろう。
と思っていたけど。
月日だけが経ち、
だんだんと世間の騒ぎは収束してきた。
でも放射能が消えたわけではない。
何一つ解決していない。
ただなんとなくシラ〜と忘れられていく。
こんなおかしなことはない。
やっぱり自分たちで何かはじめないと。
ということで始まった活動らしいのです。
是非読んでください。
こういうやり方があるのか、
とワクワクして何かやりたくなる本です。
ただのパン屋が、
お話をお聞きしたい、というヘンテコな申し出に、
「じゃあ飲みながら話しましょう」
とおっしゃってくださった田口さんに感謝しつつ、
明日にそなえて予習して眠ります。
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
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