人見知りの講演会
人の目を見て話すことができず、 伏し目がちな少年、 といわれていました。 今でもかわらず人見知りの為、 極力、レジには立たず、 石窯部屋に閉じこもりがちな私です。 今日の講演会では、 90名が、 若輩者の話を聞いてくれま...
人の目を見て話すことができず、 伏し目がちな少年、 といわれていました。 今でもかわらず人見知りの為、 極力、レジには立たず、 石窯部屋に閉じこもりがちな私です。 今日の講演会では、 90名が、 若輩者の話を聞いてくれま...
引っ越しするのが好きでした。 古い荷物を整理して、 知らない街で、 新しい生活をはじめるのが好きでした。 家の周りに食堂を見つけ、 公園を見つけ、 川を見つけ、海を見つけ、 知らない世界が、 広くどこまでも続いている感じ...
お正月は、 年越しそばに初詣、 おせちに日本酒、 雑煮に数の子。 文化の中に浸る、 というのは、 暖かい毛布にくるまっているように、 心地の良いものですね。 さあ、 2008年。 パンとワインとチーズで、 趣いっぱいに走...
昨年、中国新聞で連載していた 「旅するパン屋」。 それをを読んでくださった方から、 恐縮ながら、 食に関する講演会の依頼を頂きまして、 人見知りのあがり症の為、 何度か断ろうと試みたのですが、、 とうとうやることになって...
山に登るのには、 地図が必要ですが、 現在地を見失うと、 地図は役に立たない。 遭難する。 毎日付けている石窯ノートには、 薪を燃やした時間や、 パンを焼いた温度等が書かれていて、 それを見ながら焼く。 つまりは石窯の地...
お客さんに想いを伝えようと、 口先にきれいな言葉を並べても、 そんなの10%も伝わらない。 何をやっているのか。 何をやろうとしているのか。 パン屋なら、どんなパンを焼いているのか。 それが一番伝わるのだと思います。 今...
僕は、 自分の焼いたパンを、 誰かに手渡すのが、 とってもコワい。 見抜かれてしまいそうだから。。 作ったものには、 レシピ以外に、 その人の考えやら何やらが、 映写機に映し出されるように、 ありありと投影される。 そこ...
僕は、 お店を大きくしよう、 とかは思ってなくて、 ただただ、いいパンを焼きたいだけです。 残り生地をタネにして、 国産の麦を捏ねて、 薪で焼いて、 100年前と同じ作り方をすれば、 美味しいパンが出来る事を証明したかっ...
モンゴルにいた頃。 僕の仕事は、 日本の学生を、 草原の遊牧民の所に連れていき、 一ヶ月間ホームステイさせることだった。 一人に一人、 日本語を習っているモンゴル人学生(同じ性別)を、 通訳としてつける。 日本人がモンゴ...
高校入学の時、 学校の計らいで、 父から手紙をもらったことがある。 「視野を広くもつように!」 と書かれていたのが、 入学直後の、 高ぶった時期だったからでしょうか、 かなり心に響いた。 高校の時にインドに行ったのから始...
沖縄に住みはじめた頃、 職場の近くに海を見渡せる高台を発見した。 海は、 ぐるりと自分を取り囲むように、 水平線まで広がって、 そらは、 高く澄んで広かった。 「わー」 と勝手に声がでてしまうぐらい、 感動し、 瞳孔がか...
僕は、4年前にパン屋になって、 性格が変わった。 働きながら、 怒るわ、 叫ぶわ、 ものは投げるわ、 酒は飲むわ、 さんざんだ。 その惨状は、 小学校からの幼友達も、 大学時代の親友達も、 昔の職場の同僚も、 昔の恋人で...
先日ひさしぶりに、 飛行機の上から雲を見た。 やはりその美しさは、 人間のかなわぬ業なのだ。 ととのったものを作るのはたやすい。 でも、 その中に自然のリズムを加えるのは、 難しく、 時に神業とよばれる。 ヨーロッパのワ...
僕はつい最近まで、 環境問題の仕事をしていた。 皆、多かれ少なかれウソをついている。 企業のお抱え大学教授。 動物愛護団体。 宗教団体。 環境保護団体さえも時に。。 それぞれが、 それぞれの見方の環境問題を語る。 という...
ミシュラン東京版の発表! のニュースを見てびっくりです。 ちょうど一年前、飛び込み営業し、(詳しくは) 無理矢理パンを送らせてもらい、 わざわざアドバイスまでいただき、 雑誌にパンを推薦までしていただいた、(詳しくは) ...
パン屋をはじめた1年目、 広島の幟町にある、 レストラン・ジェランに、 カンパーニュをもって営業に行った。 おそるおそる試食してもらうと、、、 「いくら?言い値で良いよ!」 感激した。 その時のカンパーニュがまだまだだっ...
フランスへ、、、 レベル1 :興味無し レベル2 :いいなあ レベル3 :行きたい レベル4 :行くしかない レベル5 :行かなきゃならない 先日、憧れのラ・シャンブルの川崎さんと、 話をさせていただいた時も、 フランス...
ワインとチーズのプロユニット、 「村井さんと愉快な仲間達」 の活躍により、 大盛況に終わりました! ドリアンチームはパンを切るぐらいしか、 お手伝いできませんでしたが、、、あと飲むぐらい、、、。 参加者は40名。 遠く岡...
「お手伝いさん募集 18歳〜25歳 男女問わず 仕事○○ 給料なし」 ビートたけしが、下積み時代を過ごした、 浅草フランス座には、 こういう張り紙がされてたらしい。 芸を盗むのに、 給料は、なし。 僕は27歳でパン屋...
そういえば、、 僕の尊敬する人、 久しぶりに会いたいなー、と思う人は、 皆タバコを吸っていた。 大学時代のK先生、 北海道で山を教わったHさん、 沖縄の牧場のKさん、 モンゴルの遊牧民達。 一緒に石窯を作ってくれたT兄さ...
ワインとチーズの講師をお迎えして、 その傍らでパンもついでに食べて頂けたら、 うれしいな、、 という控えめな会をやっております。 元来、閉店後のドリアンで細々やる会なのですが、 次回、 11月11日(日)は『チーズの日』...
中学生の時、 剣道部の先輩が、 最後の試合に負けて、 くやし涙を流していた。 かっこ良かった。 でも、自分は最後の試合でも、 泣けなかった。 くやし涙を流すのは、 簡単ではない。 頑張って、努力して、 つらさに耐えて、耐...
大学生の4年間、 成就しなかった学問ですが、 ただ一つの研究の成果がこれ、 「しあわせ曲線」 これは、個人から家族まで、 夫婦にも、またペットでも、 町内、地域、国までも、 どんどん当てはまる法則なのです。 なぜ今、昭和...
AMラジオから、 菓子屋「赤福」のニュースが流れている。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 以前、 モンゴル人の親友が、 うちにホームステイした時、 売れ残ったパンを捨てているのを見て、 「おかしい!」 と言った。 「お...
蚊がいやだ。 ハチが怖い。 ヘビが恐い。 クマが恐い。 周りの気配がわからない。 山に拒絶されている。 ハアハアと荒い息をあげ、 下を向き、 山を登っていた。 いつのまにか、 昔のことやなんか考えていた。 尾根すじに出て...
人の体には、 重力がかかっていて、 旅立つには、 まるで、 ロケットが大気圏を突き破っていく時のように、 大きな炎と轟音を伴うほどの、 すごいエネルギーが必要になる。 日常の安心、 という魅力的な重力を振り払い、 気合を...
ドリアンでは、 お昼に賄いがでる。 毎日毎日、 ほとんど同じスープ。 だから、 スタッフにとっては、 まるで、 母のみそ汁のように、 郷愁をさそう味になっている(かな)。 海外に行ったりしたら、 まずこれを食べたくなるだ...
ブナの幹は、 地衣類(コケの仲間)に覆われていて、 朝の深い霧を含むと、 みどり色に発色した。 そしてそのまま、 周りの霧の中に溶け出して、 空気を、 うすみどり色に染めたのです。 きっと素敵な人とは、 ブナのような人だ...
ドリアンでは、 ワインとチーズとパンの組み合わせを、 バミューダトライアングル、 と呼んでいる。 それほど危険なほど、 この三つは食が進みます。 ワインとチーズの講師を招き、 楽しく飲みました。 かなり飲みました。 この...
明日10月5日(金)より、 広島三越地下1階の、 メゾン・ド・クロワッサン内に、 ドリアンのパンコーナーが登場します。 これは、 お客様の声(投書)により実現したらしいのです。。 ありがとうございますっ。 野球のオールス...