パンの穴から世界を見た⑭/家族のパン
(中国新聞 2013年8月26日掲載) 昨年9月にヨーロッパに渡って1年近く。 この旅もそろそろ終わる。 店頭に並ぶパンは何千と見た。 でも、 ”家族のために焼かれるパン” とはどんなものなのだろう。 アフリカの国モロッ…
(中国新聞 2013年8月26日掲載) 昨年9月にヨーロッパに渡って1年近く。 この旅もそろそろ終わる。 店頭に並ぶパンは何千と見た。 でも、 ”家族のために焼かれるパン” とはどんなものなのだろう。 アフリカの国モロッ…
(中国新聞、2013年8月19日掲載) スペイン北部の町サンセバスチャン。 「人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか」という本を読んで来た。 著者は女優の沢尻エリカの夫の高城剛氏。 奇麗な嫁さんもらっちゃってよお、 …
(『中国新聞』2013年8月5日掲載) 空が白むとカモメが沢山鳴きはじめ、 明るくなるとすっかり静かになる。 鳥専門家でないので何故かは解らないが、 そんなカモメな6時頃目が覚めた。 けれど8時まで寝袋の中でヌクヌクして…
(『中国新聞』2013年7月29日掲載) まだまだスペイン巡礼中です。 巡礼宿という所で、 大部屋に何十人もが二段ベッドで密度高く寝起きするので、 いろいろと文化の違いが見えてきます。 非常にざっくりした感想を言…
(『中国新聞』2013年7月15日掲載) スペイン巡礼の道を歩き中です。 暑いのでビールの勉強をしたいところですが、 意外にパンの事もちゃんと勉強しています。 巡礼者定食という、 巡礼者用の安い定食…
(『中国新聞』2013年7月1日掲載) スペイン北西部に、”エル・カミーノ(El Camino)”、という800キロの巡礼の道がある。 四国遍路のヨーロッパ版という感じ。 今回のヨーロッパ修行の締めくくりとして、…
(『中国新聞』2013年6月27日掲載) (タコのおじや。ポルトガル) ポルトガル。 ずっとこの国に来たかったのです。 なぜならここは、 海に囲まれたお魚大好き国家。 気候も温暖。 米も食う。 食は気候風土で決まるのだか…
(『中国新聞』6月20日掲載) (『市民が作った電力会社』田口理穂 著) ハノーバーまで行きます。 15分でいいのでお話聞かせてください! 「市民がつくった電力会社」という本を読み、 たまらずドイツに住む著者の田口理穂さ…
(『中国新聞』2013年6月13日掲載) フランスのリンゴの酒シードルが好きだ。 シードル用のリンゴは、 甘過ぎてはダメで酸味、渋味も必要。 ジャニーズ系ではなく、リンゴ界の石原軍団のような感じ。 そんなリンゴが自然に落…
(『中国新聞』2013年5月30日掲載) (巨大な薪窯でパンを焼くセルジュさん㊧フランスのサン・ロ) フランス北西部のブルターニュ地方、 サン・ロにあるセルジュさんのパン窯を訪ねた。 工房に恐る恐る入り 「作業を見せても…
(『中国新聞』5月30日掲載) (マルシェで売られていたボラ左。右はアナゴ、フランス・ナント) ボラ。 これほどまでに悲しい魚がいるだろうか。 川と海の町広島に住んでいれば一度は目にする魚。 子供のころハゼを釣っている時…
(『中国新聞』2013年5月23日掲載) (ル・パン・コティディアン、ブリュッセルにある1号店) [map address=”ブリュッセル” width=”100%” he…
(『中国新聞』2013年5月9日掲載) フランス北部に、 「メテイユ(méteil)」という、 ライ麦と小麦を半々ぐらいで焼いたパンがあります。 その言われを教えてもらいました。 昔々。 寒いとライ麦がよく育ち、暖かいと…
パンの穴から世界を見た (『中国新聞』2013年5月2日掲載) 唐突ですが、子どもの頃にやった遊びです。 グラウンドの向こう側にいるネコが、 小学校の校舎の3階の窓から見えるか。 五円玉を取り出して、その穴をのぞいてみ…
もうもうと黒い煙をたてながら、 石窯の中で薪が燃えている。 フランス西部、 人口140人の小さな村、サンピエール・シュル・エルブ。 [map address=”Saint-Pierre-sur-…