ストラスブルグの大聖堂のミサ聞きながら
大きく荘厳な教会の中。 まるで絵のような光景。 心地良い賛美歌。 香が焚かれ煙が立ちのぼり、 ステンドグラスから射す光を浮かび上がらせる。 ロウソクの明かりで照らされた司教の姿は、 かすんで見えて神々しい。 すべてをゆだ...
大きく荘厳な教会の中。 まるで絵のような光景。 心地良い賛美歌。 香が焚かれ煙が立ちのぼり、 ステンドグラスから射す光を浮かび上がらせる。 ロウソクの明かりで照らされた司教の姿は、 かすんで見えて神々しい。 すべてをゆだ...
フランスの1月6日は、 ガレットデロワというタルトを食べる日です。 中に一つフェーブ(陶器のおもちゃ)が入っています。 みんなに切り分けてから、 さあ、王様はだーれだ!と。 それが当たった人が王様。 という、たぶんちょっ...
大晦日。夜8時頃。 サンピエール村の小学校横の公民館。 年越しパーティーが始まった。 大人達は、立ったままワイン持って、時々つまみをパクつき、 ワイワイ話しに興じている。 いつもながら座る前を長く過ごす。 アペリティフ(...
「男子志を立てて郷関を出ず」 というぐらい男の子に志と旅はつきもの。 ならばと私も大学生のとき、志を立てた。 それからいろんなところを旅し住んで、 いろんな正月を迎えた。 長野で旅館雪かきしつつ、 北海道で貧乏山ガイド修...
ノルマンディーに1週間行ってきました。 今まで見た中で最大です。 一気に200キロのパン生地が入ります。 うちの10倍。 しかも、 それが、 3窯ある。 半端ない世界を体験させてもらえました。 夜中までの作業。 楽しかっ...
前回の「柿の回」を読んで頂いた皆様。 もうお気づきでしょう。 あれは今回の牡蠣の話への伏線であり、 おおいなるダジャレだったのです。 仕込に時間かかっております。 こちらに来てから、 牡蠣が激安なので、 食べまくっていま...
一句失礼して 柿くえば 鐘が鳴るなり 教会のね 今や、 日本で柿食べたところで、 めったに鐘なんてなりません。 が、 ここでは鐘がゴンゴンゴンゴン乱打されておりまして、 柿も売っているのです。 名前は「kaki」そのま...
パンデピス。 という菓子というかパンというか、 中間みたいなのがあるのです。 私けっこう好きなのです。前から。 ケバケバしてなくて、 どっしりとしていて。 日持ちもするし。 でも、 これだ! このパンデピスを再現できたら...
ナント市は人口たったの28万。 それでいて、 この町の活気は何なのだ。 個人経営の店が軒をつらね、 カフェや飲み屋が並ぶ。 いたるところに市がたち、 買い物客で本当にあふれている。 町が生々しくて、 生きている。 仕事の...
大学生の頃、アメリカの長距離バスに乗った時に、 たまたま隣にすわった身なりの汚い男性(ちなみに臭い)。 ある日突然家を出て、 家族とも友人とも恋人とも別れて旅に出た、 と言っていた。 自分は自分の周りが作ってくれている。...
「りんごと洋梨のフランベ」 今日紹介するのは、 とても簡単にできるデセールでございます。 前回の鴨を焼いた時は、 パンを焼いた次の日の窯でユルリとやりましたが、 今回はパンを焼く日の熱々の窯でやってみよう。 という作戦で...
フランスは今日本ブームであります。 マンガや日本食がその牽引役です。 (写真上) 町の調理器具屋さんでも、スシのデモをやっていたりします。 皆さん真剣に聞いていて、 途中で席を立つ人もいない。 そしてお酢はもちろんミツカ...
sain pierre村で食べたりんごがとても美味しかった。 「家の庭にあるリンゴの木から落ちた実を拾って。 涼しいところに置いておけば春ぐらいまでもつのよ。」 といわれたリンゴは、 日も経っているし、見た目は傷もついて...
車の助手席から農村風景を眺めていた。 トウモロコシ畑があり、 収穫されたばかりなのか、 半分は赤茶色の土があらわになっていた。 トウモロコシ美味しそうですね。 というと、 どうやらちがう。 あれは、 牛のエサ用のトウモロ...
フーニル・ド・セードルの女将ゆかりさんに、 石窯料理を教えてもらいましたので、 レッツクッキング。 今日は「鴨の石窯焼き」 (鴨はフランス語でカナーです。親しみを込めた場合はカナーさんです。) ー材料ー 近所の人が飼って...
パン屋フーニル・ド・セードルのすぐ目の前にある教会。 12世紀の建物だと判明。 日本が鎌倉幕府の頃です。 石の建築文化のずるいところです。 その中はこんな感じ。とてもシンプルで気持ちの良い空間です。 ミサがあるのは年に一...
(↑昨年蔵を見学させてもらった時の写真。蒸し米を麹にする行程。) 我が師と仰いでおります、 竹鶴酒造の石川杜氏が作ったお酒、 フランスの方にもおみやげとして持参し飲んでもらっています。 この酒は生酛造り。 野生の乳酸菌を...
フランス式薪窯の使い方は、 地理的に遠い為、取材する方もパンの専門家でないからか、 とても誤解されて日本に伝わってしまっています。 専門雑紙でさえです。 ということでここで、 やさしいフランス式薪窯の使い方です。 薪をく...
先週は大学がtoussaint/トゥーサン(お盆休みみたいなの)で休みだったので、 毎度お世話になっている、 Le Fournil du Cédre/フーニル・ド・セードル に行ってきました。 ナントから電車で1時間程の...
ナントの中心部では毎週土曜日に大きなマルシェがひらかれる。 やはり、市場はワクワクします。 売る人も買う人もいつものスーパーマーケットとは違って、 生な生活の匂いをプンプンさせています。 朝いちから多くの人が大きな買い物...
とても不思議な国である。 例えば、 この国には、煙突は保存すべし。 という決まりがある。 とても仕事が遅く、休みも多く、 食事も長く、話しも長く、 時に外国人に対して大柄なところもある国でもある。 公共交通機関であっても...
パン屋をやっていると、 飲食業とか、花屋さんとか、家具屋さんとか、 経営者の友達が増えます。 そんな方達は、本当に寝ずに働いていて、 休日出勤当たり前、というか休日とかそもそもなく、 しかもすごく手の込んだ丁寧な仕事して...
フランス語のクラスメートに、 インドネシアから来ているハンガーがいる。 彼はまだ19才。英語はペラペラ。 英語が母国語の連中と談笑するレベル。 アメリカ英語とイギリス英語の違いも真似をそれぞれしてくれたぐらい精通している...
Saint Pierre-sur-Erve は人口140人ぐらいの小さな村だ。 そこには1700年代に建てられた小さな教会があって、 その横には古い石窯がある。 もう使われてはいないけれど、 1年に一度この窯に火を入れて...
久しぶりの異国生活で、 8年前に2年住んでいたモンゴルのことをすごく思い出します。 日本とフランスとモンゴルを比較すると、 モンゴルのほうがフランスに近い部分が多い気がします。 人の態度だとか、距離感だとか、 特に、 歩...
このブログで原発のことについて書いたときがありました。 原発と、もったいないと、人間だもの 沢山のご意見いただきました。 もちろん賛否両論です。 それが未来を考えた結果の意見ならば、 どちらでもいいんだと思います。 以下...
今は福岡空港です。 韓国インチョン経由でパリに行きます。 今日の18時20分にはパリです。(時差ありますが。。) 沢山お守りいただきました。 お客さまから、友達、家族から。 お守りはきちんと効能があるらしいです。 いくら...
始発の新幹線に乗り。 東京広尾のフランス大使館に着いたのは、11時。 窓口では運悪く、 怖そうな人に当たったけど良い人だった。 とりあえずビザの再申請は終了、 おりるのは10日過ぎぐらいかな、と思う。 東京もやっぱり暑い...
5月中に計画していたフランス行きも、 ビザの取得で伸びに伸びて、 当初の計画とは変わりに変わって、 もうすぐ9月。 夜になると窓の外から虫の音も聞こえてきます。 ああ、秋。 9月1日に出発です! もう飛行機もとったし、 ...