秋の月とニャンコロ餅

満月といえば、月見だんごですが、
うちでは今、ニャンコと子猫の「ニャンコロ餅」が見頃を迎えています。

ニャンコの避妊するしない議論に揺れた昨年。
冬でも家の照明の影響で発情するニャンコ。(春と勘違いするらしい)
その度に、ニャンコは夜中もオスを求めて泣き叫び、家中をマーキングし、
綺麗好きの妻ふみちゃんは、掃除や洗濯に疲弊して泣き顔に。

でも、人間の息子を見ると可愛くて。

ニャンコも子どもの顔を見たいのかな?
と夫婦会議すると。
ニャンコの想いも叶えてあげたくて。。

妊娠が発覚してお腹が大きくなってきても、
家族みんなで、気づかないフリ。
「ちょっと太ったんじゃない」
となんとなく予想はしてたのに、
いざとなると現実を受けいれられない。

「8匹生まれた家もあるらしいよ。。。どうしようか。。。」

ノラ猫撲滅の昨今。
子猫を産ませたというだけで、世間様からお叱りを受けるんじゃなかろうか?
産まれたら、そっと山に置いてこようか。。
なんて怖いことも頭をよぎる。

産まれたら、なぜか屋根裏で産んでしまい、
しかも一匹は、壁の隙間に落っこちてしまって、
ニャンコも焦ってうろうろ、
自分も汗だくでヘッドライトで屋根裏で格闘する。
焦りが極まったニャンコが手に噛みついてくる。

「おい、味方だよー!」
と竹中直人的に、
笑いながら怒る。
ニャンコも母になったんだな。

3匹の子猫とニャンコの4匹で、
運動会状態で、畳にオシッコ、布団にオシッコ。。
また疲弊していく、綺麗好きな妻フミちゃん。

でも、3匹におっぱい吸わせているニャンコは、
本当に幸せそうな顔してたのでした。

生後、3ヶ月経って、乳離れし始めて、
そろそろかねと、
恐る恐る、里親を募ったら、
お叱りの声もなく、
兄弟2匹を里親さんが引き取ってくださることに。

2匹を連れていく前の晩、
一番お世話した妻フミちゃんが、

「ニャンコ、ごめんね。でも、4匹ずっと飼うのは難しいの。
2匹一緒のところに行けるから安心してね。」

と因果を含めて言い渡したらしく、
当日もその後も、全て理解したかのような、まったく取り乱さないニャンコでした。

そして、訪れたこの満月の季節。

ニャンコと、子猫が、丸まって寝ているのを眺めて、

「良かったね。」
と、我が家の人間、3人も笑っておるのでした。
雨で、人間の運動会は延期なのでした。