雲になりたい

自然と共に生きて来たはずの僕達が、
自然と共に行きていくのは、
もはや贅沢品になってしまった。
罪を感じた人間は、
雲になるしかないのかな。
大学生時代、
ノイローゼになるほど、
自然や環境を勉強した。
その頃、そうノートに書いた。
その後、
山ガイド、自然観察員、
カヤックガイド、等、
自然と仲の良さそうな人、
に沢山出会った。
かたや、
猟師や、漁師、
キノコ狩リする人、山菜とる人、
遊牧民、等、
にも沢山出会った。
本当の自然を語るのは、
いつも後者、
自然から命を奪う人だった。
自然は、
美しく優しい。
が、、
それは片面だけで、
時には血が流れ、生死が交錯し、
人間に噛みつくことだってある。
その両方を知っていて、
それを直視しているのは、
そういう人達だけだった。
優しい自然だけを教えられた人は、
自分の知らない、
もう片面の自然を、
極度に恐れる。
土にばい菌がいると教え、
山や川は危ない場所になり、
動物達をエイリアンのように恐れるようになった。
その恐怖心が、
殺菌し、山川を削り、動物達を排除する。
だから僕は、
ずっと猟師になりたかった。
狩猟免許をとる事にしました。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」