ポルトガルで「母ちゃんただいま!メシメシ!」

パン屋をやっていると思うわけです。
そもそも、
日本の食べ物や気候に、パンって合うの?と。。
ポルトガルに来て、
私は救われたような気がしています。
とにかくも日本人の琴線に触れる料理。
そしてそこに寄り添っているパンがあるのです。

前回のブログのパン屋見学から、
リスボン市内中心部に戻って、
ディープな裏道を通り、
地元の人でいっぱいの食堂へ。

いかにも旨そうな入り口。
日本でもこういう食堂うまいよな。

ここで、
レバーの炒めたの、
せんまい(内蔵)を炒めたの、
そしてイカを焼いたのと、
パン。

そしてなんと、
白ワイン(vinho verde)は、カラフェにキンキンに氷が張ったのがでてきた!
日本の気の効いた居酒屋のビールみたい!
これが美味しかった〜
なんなんだろうな〜。
気候なのか、空気なのか、人の背丈も似てるし、
同じように海に囲まれたこの国は、
いろんなものが違和感なくしみ込んでくるようです。
よそ行きの料理でなくて、
なんというか、、
「母ちゃんただいま!メシメシ!」
とドタバタ帰ってきた中学生が食べててシックリくる。
そんな西洋料理とパンの組み合わせを、
私は今まで見た事なかったのです。
どうしても、少し、小洒落てしまう。
でも、ここの料理は自然体なのです。(あくまで日本人にとって)
学ランで食べたい。
例えば、別の日も、

焼いたイワシにオリーブ油かけたのと、
アサリをトマトで煮たもの、
とパン。

カメノテを茹でただけのと、
カニ茹でただけのと、
そしてパン。

エビの雑炊と、
パン。
日本人よ、パンは、こうやって食べるんだよ、
と教えてくれているようだ。
ポルトガルありがと〜。
ガイドしてくれた江波戸さんもありがと〜。
カステラも好きだ〜。
(ブログ書いてて、今までで一番、腹減りました。)
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」