モンゴル馬頭琴コンサート(というか宴会)


 寝たのは午前4時だった。
 それほど馬頭琴奏者ネルグイさんは魅力的だった。
 
 現役の遊牧民。
 草原に生まれ、幼少の頃、馬頭琴を自分で作り、耳で聴いた音楽を再現していくうちに、独学で演奏法を編み出した人だ。
 だから今でも楽譜が読めないらしく、
 そのため、毎回微妙に演奏が違うらしい。
 東洋の、
 いや、草原のジャズではないか!
 魂で弾く。ソウルで奏でる。
 だから毎回違うアドリブこそに魅力がある。
 
 「酒を飲めば飲む程強くなる」ー『酸拳2』ジャッキーチェン主演より引用ー
 のように、
 ネルグイさんも酒が入る程にその演奏も、人柄も面白くなっていった。
 時にタダのエロおやじであり、(写真好きの林家ぺー風であり)
 しかし時におそろしく心に響く音楽を奏でる!
 
 うーん、草原で聴いてみたい。
 明日の仕事のことなんて心配せずに、
 酒を飲み、グターとして、
 周りなんか気にならないくらい気持ちよくなった上で、
 心の底から開けっぴろげにして聴きたい、
 いやそうして聴くべきだ!
 私たちは今、モンゴルに行かなければならないのであります!
 というわけで、
「仕事を気にせず(家庭も)、朝までネルグイさんと飲もうツアー」
 参加者募集中です。
 ネルグイさん、そして今回の企画者西村さん、
 本当に楽しい風をありがとうございました!!
 またきてね。
「石窯パンのドリアン」
「モンゴルホームステイのモンゲル」