スペイン巡礼30日目






















La faba-triacastela
今日も暗いうちに出発。真っ暗な中、光る目が見えた瞬間。犬二頭が飛びだしこちらに向ってきた!彼は狭い道路の一定のラインを死守するべく唸っている。後ろにもう一匹が、ガンダムでいうとジェットストリーム攻撃をできる体制で控えている。
油断大敵なり。あの犬がそのまま襲いかかってきていたら、もし人間の強盗だったら。今日は杖で素振り500回だ。
結局は他の道を探して進んだ。
雨が少ない土地なのに、ずっと歩いていて一つもダム湖を見ない。なぜ?
今日はとても良い巡礼宿に泊まれた。マダムが一日中働いている。
窓から頂にドームを据えた教会が見える。その手前には黒い形がランダムの薄い石を組みわあせた瓦で、白い壁の家が。
そして麦畑は植えたばかりで緑だ。
遠くには山が見える。中腹までしっかりと木で覆われて、それ以上は高山植物の灌木帯だ。
そういえば、この辺りになって、栗やナラの大木を見るようになった。
今日、樹齢1000年の木があった。
宗教観が変わってきているのか。
ガリシアに入り、湿度が上がってきて、緑が濃くなった。
さあ、どんなものを食べているのだろう。
今日のボカデイージョ
大きなパンを切ったものに、サルシッチョンがこれでもかと挟んである。
ワイン頼むと、赤ワインはアルコール度10%、キンキンに冷えている。暑い夏。理にかなっている。こういうスペインの感じが好きだ。
パンはパンどころガリシアに入って、しっとり目になってきた。日本人好きのモチモチタイプ。うちのパンにも似ている。
気候で人々の好みは左右されているのだ。抗えない。
観察していると。
毎日毎日、何十キロも歩いているのに、太っている人は太っているしで変わっていない。当たり前だけど、日頃の生活習慣て大切なんだな、と強く思った。
これは自分自身にも言える事で、変われるかな、と思ってフランスに来たり、巡礼したりしてるけど、一向に何も変わってない。きっとパンも変わらない。
これは何十年もの積み重ねだからだ。
インド行った時も、山登っていた時も、モンゴル行ってた時もそうだった。
でも今後の日常ひほんの少し、船に例えるとほんの数度の方角を変えられる。それは何年後、何十年後になって、やっと立っている場所で実感できるはずだと信じつつ。積み重ねるしかないのだ。

2 件のコメント

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    はじめまして、こんばんは!
    新聞の連載を楽しんでいます。
    昨日か…たまたま検索してこちらに遊びにきました。ちょうど友人が、スペインに出発したので、パン屋さんのことも思い出して。

    私も海外を放浪したことがあるのですが、同じく、自分を変えたくて海外に行ったのに、発見したのは、やはり同じく何も変わらない自分でした。
    だけど私の場合は逆に、変わらない部分それこそが私なんだと、自分の核を発見したみたいな気分でした!
    無理に変わらなくていいんだ、これでいいんだ、みたいな。
    でも、未来は変わっていきます。
    毎日は一見、昨日と同じようでも、毎日の積み重ねが、未来を作るんだって…
    当たり前の事かもしれないけれど、そんな当たり前の事に気づいたのも、放浪中の大発見でした。
    カミーノ、無事ゴールしますように。
    新聞でしか知らない方に、長々とごめんなさい。

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    k,kさん>>
    連載もありがとうございます!
    今回の旅でも沢山経験しましたけど、自分は何も変わってませんね。(^^)、本当に毎日の積み重ねで、一m一mずつ変わっていくのかもしれませんね。カミーノとても楽しかったです!!

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