スペイン巡礼フランス人の道1日目〜Roncesvalles 景色が良ければパンは旨い

今日の旅のパン↑
やっぱり、旅で食べるパンはうまい。

【2013年6月4日(水)ピレネー峠にて】

標高1400mの山越えの行程中。フランスとスペインへの国境の越で食べた、
パンとソーシソン(サラミ)。
昨日泊まった町、サン・ジャン・ピエ・ポーで買っておいたカンパーニュは、
いろんな木の実も入っていて旨かった。

ずっと上り坂で、お腹もペコペコ。景色は絶景。
何食べても旨いんだろうけど。(^^)


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ー今日のパン旅ー
観光ではダメよ、と釘をさされる

6月なので、5時半には夜が明ける。
宿で朝食を食べて、7時に出発した。
(もう少し早く出ればよかった。。。この時はまだナメてました。)

宿のおばちゃんは、チャキチャキな人で、いい人だけど迫力がある。
「巡礼はね、観光ではダメよ!」
と言われてギクッとしたけれど、
僕らには旅でパンを考える、というミッションがあるのだ。と気を取り直す。

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「あー、牛だ〜」とか言ってたのは元気な最初だけ。

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つづら坂を登る登る。
あそこまで登るのか、、という精神的ダメージが大きい。

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この黄色い矢印が指す方向にひたすら進む。

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白いつぶつぶは羊です。
手前のつぶつぶは花です。
もうろうとしてきます。。

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水場が嬉しい。
殆どの人が今日が巡礼の旅1日目。
だから皆色白。
自分も生っ白い。
そのうち、松崎しげるみたいに皆なるんだろうな。

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登る登る。景色はいいけど。疲れます。

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どんどん登る。

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6月なのに雪がある。

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標高1430メートル。

歩いて、食べて、飲んで、見えてくるものがあるのだ

今日は標高差1000m以上の、山越えの行程で、フランスから国境を超えて、スペインへ入った。
途中町はないので、行動食は歩きながらのナッツとリンゴ。そしてパン。

下りもきつく、
妻のフミさんは疲れからか、変な歌をつぶやいている。やばい。

夕方5時
Roncesvalles(ロンセスバージェス)にヘロヘロで到着。
ここは、大きな教会だ。
アルベルゲ(巡礼者宿)は大きくてキレイ。シャワーのお湯もあったか。
10€/1人。

R5308818シャワーを浴びて、
道の途中に知り合ったコージさんと、ビール飲んで、
巡礼者定食(9€)を食べに行った。

パスタと、カワマスを焼いたのと、ポテト、プリン、
vino tinto(赤ワイン)ほぼ飲み放題、安いです。

コージさんは、イギリスで学生時代をおくり、スペイン在住13年目。
奥さんはスペイン人。
給仕の女の子とウィットに富んだ会話してるのをみて、かっこいい〜と思った。
(次の年、2014年、コージさんは脱サラしてバレンシアで日本食屋をはじめ大繁盛します。)

夕食の巡礼者定食はカワマス料理だった。この辺の渓流は奇麗だ。

ここでは、丸テーブルを知らない者同士の巡礼者が囲みます。
大皿が周り料理をとりわけていきます。
(ヨーロッパで家で食事する時は、こんな風に取り分けることが多いです。)
フランス人のおばちゃんがフランス語で、
スペイン人のおじさんがスペイン語で、
意思疎通しています。
できてます。
普通に。
あ、ヨーロッパの言語の違いは、
チャキチャキな広島弁と、コテコテな関西弁で、会話しているぐらいの違いなんだな。
と、再確認しました。。

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パンに国境なし!

今日、2回めの旅のパン。
そして昨晩に続き焼きの薄いバゲットだ。
昨日泊まったフランスのバスク地方も、食事の時こんなパンだったから、
国境を超えてスペインにきても、パンは変わらないのだな。
パンに国境はないということか!

今日一日歩いてみて、
ピレネーは牛や羊の牧畜が盛んだけど、
小麦畑は全く見なかった。
気候が寒すぎるのですね。
きっと昔は小麦に乏しい地域だったのでしょう。
パンはしみじみ文化だな〜。


旅するパン屋マップ

Roncesvalles(ロンセスバージェス)のマス定食でも白いバゲット

標高200mのst jean pied de port から歩き始め、標高1430mのスペインとフランスの国境の峠を超え、
標高950mのRonsesvalles まで、26キロ。疲れます。
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