ー今日の旅のパン↑ー
強引に焼いた豚肉とピーマンとトマトを挟みました。
【2013年6月8日(土)雨 Puente la Reinaのバルにて】
スペインのパン事情を語る上で外せないのが、
”ピンチョス”
これはバルで出される、
軽い酒のつまみ。
オリーブとアンチョビを爪楊枝に刺しただけみたいな簡単なものから、
白魚がこれでもかと軍艦盛りになっている、
これはもうスペインの寿司だな、と唸るようなものまで色々あります。
そしてやはりとうか、
寿司で言うシャリな部分、ボディーであって、柱、になっているのは、
我らがパンなわけでございます。
そして記念すべき、巡礼での初ピンチョスは、
ボリューム満点に、焼いた豚肉、ピーマン、トマトを、グワッとパンに挟み込んでしまった一品でした。
肉汁やらが流れ出るのもしょうがなく、
この構造上、
しょうがなく、、
ぱくつくと美味しかったです。
ピンチョスのパン事情は、今後ももりもり登場しますので、こうご期待\(^o^)/
ー今日のパンへの道順ー
5日目は全行程40日の8分の1。
ゴールはまだまだ想像できない。
むしろ、考えないほうが良かった。。
朝からどしゃ降り。
カッパを着込んで出発するのはこの旅初めてだ。
雨の降っているまだ暗い中を出発する、というのは、、
なかなかエイヤッと気合がいる。
ライ麦畑と小麦畑が混ざっている中を進む。
道はドロドロで進めないところもある。
道端の野生のタイムの香りが半端ない。
雨の中、三時間半歩いてウテルガのカフェで飲んだカフェコンレチェ(カフェオレ)は染みた。
こんなカフェなのかバルなのか解らない形態の店で、
カフェや、オレンジジュース、サンドイッチ、ビールなどなどがあるので、休憩できます。
が、
巡礼路の途中。
店がほとんどない。。
標高も500mほどに下がってきたので、
初ブドウ畑も出てきた。
写真はないけど、オリーブの畑も出てきた。
菜種の畑もどーんと広がっている。
ライ麦は黄金色になって収穫時期の田んぼみたいに見える。
ひげのない小麦はまだ青い。
色づいている麦と、まだ青い麦が、隣の畑で植わっている。
麦マニアとしてはたまらない瞬間です。
ちなみに、
この辺りの家の瓦は日本ぽい。
puente la reinaの巡礼宿に着いて、ぐしょぐしょの雨具を干す。
隣のベッドの女の子は、
膝を痛め連泊しているらしく、
宿常駐のマッサージ師に治療してもらって、かなり激しくうめいていた。
食べものも買いにいけないだろうと、
心優しい我が妻フミさんが、パンとハムを買ってきて、渡してあげた。
とても喜んでくれて、けっこうワイワイしゃべった。
次の日。。
私達も一生懸命歩いてたのだけど、
彼女に笑顔で抜き去られた。
うん、がんばろう。
Pente la Reinaのパン屋さんで、明日の行動食を確保します。
この、クープ(切れ目)のかわりに、プツプツ穴を開けるパン、
この後、たくさん登場して物議を醸します。
それはまた、別のお話で。
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