元祖捨てないパン屋は、サンピエール村のゆかりさんとロホンさん

『Hanako』4月号、進化する日本のパン!
に、にょろっと出していただきました。

うちのパン屋のことはどうでもいいのですが、
この本読んで感じるのは、
フランスのサンピエール村にある薪窯のパン屋、
フーニル・ド・セードルの、ゆかりさん、ロホンさん夫婦の、
日本のパン業界への貢献は計り知れない。
ということ。

le fournil du cerdre

北海道のtoiさん, 宮城の麦屋さん、をはじめ、
日本のパン職人が沢山学びに行った。
間接的に影響を受けているお店の数はそうとうだろう。

フランス北西部の人口400人の村で、
薪窯でビオの大きなパンを焼き、 一つもパンを捨てず、
ゆとりをもって働いている。

僕がフランスに初めて行ったのもそこ、
フランスに住めるきっかけをいただいたのも、
そこのおかげでだった。

フランスの、クリスマスや正月を過ごして、アルザスへの旅も一緒に連れて行ってくれたり、 と、 フランスを教えてくれた大恩人です。

きっと、 今日も、 しずかな村の朝日を浴びながら、
あの工房では、 薪窯がパチパチと燃えていて、 ネコが歩いていて、
パンの焼ける良い匂いがしていて、
1時間ごとに、 古い教会の鐘がなっているんだろうな。

あらためて、 なんだか、 思い出してしまった。
久しぶりに、 サンピエールに行きたくなりました。

労働ビザが取れなくて、 ゆかりさんのへそくりから、 お小遣いをくれた。。。
本当に本当に感謝しないといけないのに、
何かとバタバタして 便りも書けてなかった。

うちも、今年に入って、
週休3日になって、 材料もほとんどビオになった。
そして、パン捨てなくなって久しい。

思えば、これは全部、フーニル・ド・セードルで学んだこと。
やっと教えてもらった形に近づけてきた。

手紙書こうと思いました。