ー今日の旅のパン↑ー
薄切りのパンの上に生ハムとチーズを載せて焼いて半分に折りました。
【2013年6月12日(日)Logronoのサン・ファン通りにて】
目の詰まったパンをごく薄切りにしたものに、
客の注文を受けてから、
生ハムとチーズを載せてこんがり焼いて、
無理矢理に折りたたんだもの。
どう考えても美味しいし、白ワインも進む。
VINO BLANCO=白ワインは覚えておきましょう。
ピンチョスを出すバルは、
だいたい一押しのメニューが決まっていて、
殆どの人は、そのオススメを食べて、一杯飲んで、
次の店へ行く。
こんな感じに、飾らず、さらっと飲み歩いていく感じが、
日本人にも馴染みやすい。
屋台に似た感じ。
細い路地の両側に、
ずっとバルが続いてます。
次の店で食べたのは、
ミニバゲットを切ったものに、
焼いたシシトウと、アンチョビを載せたミニサンド。2€
アンチョビは塩抜きしてあってちょうどいい。
ピンチョスだから、簡単なモノを出す、というよりも、
しっかりと丁寧に作ってある。
気軽に食べれる値段だけど、
”安物”ではない!
その心意気は、スペインの美学なのだと思う。
それは何度も言うように、寿司に似たものを感じる。
(バルの街と呼ばれるサン・セバスティアンにもこの後行ったので、
それもまたレポートします。更にすごいことになってます。。)
ー今日のパンへの道順ー
6月11日はログローニョの祭りです。フランスをやっつけたんですって。
ちょうどログローニョに着いた日、
お祭りをやっていました。
サン・ベルナベ祭。
1521年にフランス軍がちょっかいを出してきて、
このログローニョを3万の大群で包囲したのです。
それを町に立てこもって、市民が武器をとり、撃退したのが、
6月11日だった。ということなのです。
よかったですね〜。
なので、町の人々は、当時の衣装を着てパレードして、飲んで食べるぞ!
というお祭りのようです。
ドラゴンクエストに出てきそうな人たちです。
町の人達も、確か、ドラゴンクエストに出てきていた人ですね。見覚えあります。
子どもたちも、もう、なんか普通に着こなしています。
昔の服、というか、普通。
ヨーロッパだから昔も今も洋服だから、基本は変わらないんですよね、あたり前ですけど。
日本で500年前といったら、
髪型も服装も何もかんも違いますもんね。
町の人達は、広場にテーブルを並べて、
皆で食事をとっていました。
昔の服装を着て、楽しそうでした。
アイデンティティーにビシっと訴えかけるんでしょうね。
そして、当然のようにパンが更にゴロゴロ盛られて運ばれているのを見て、
パン文化の歴史の長さを垣間見れました。
キャリアが違います。
屋台も出てます。
マルシェ=市場が、ヨーロッパはどこも活気があります。
屋台に並ぶ店もその延長線上で、本物です。
チーズがあったり、
オリーブやピクルスを売る店があったり、
店揃えが豊かです。
日本では保健所が非常に真面目に仕事してくれるので、こういう売り方はできませんね。
古い町並みも残ってて、いい街です。
夜になると、バルに皆が繰り出してきます。
バルで飲んで、
夜の屋台を散策していたら、
やたら歩きながらサクランボを食べている人が目につく。
どこかに売ってるのかな〜、と思い探していたら、見つけたのですが、
やっぱり高いな、
と、諦めかけた、その時!
よくよく値札を見ると、
1キロで2€。
100gで2€かと思ってたら、ビニール袋にずっしりと入れてくれて、200円ちょいでした。
安すぎる。
そして美味しい。。。
文化がしっかり残っていて、
食べ物が豊かであれば、
もう、
幸せだな〜、と思わされてログローニョでした。
明日から、また歩きます。
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