17年前、辺野古で僕らが学んだこと

これも17年前、
最初の、辺野古基地の是非を問う名護市長選挙、がありました。
事前に行われた、大学生たちによる住民宅を訪問しての調査では、反対派圧勝の予想。
しかし、結果は、
推進派圧勝。

「なんでですか!?」
「みんな反対って言ってたのに、、」

環境NPOで働いてた僕も、年も近く、友人だったので、
みんなで朝まで議論し飲みました。
泣いている子もいた。
結論は。

「正しいだけでは勝てない。
推進派はこちらよりも、金も時間もエネルギーもかけて、
少々汚い手を使ってでも、
本気で勝つべくやっている。」

ということでした。
この言葉は、その後の自分の人生を変えました。
今の仕事でも、この思いでやっている。

きれい事だけではダメ。
正しいと思うのなら、なによりも勝たねばならない!
勝って変えないといけない。
それが、リアルな現実社会なのだ、と。

きっと、教科書に載っている歴史だってそう。
正しく、正義だったから載っているんじゃない。

より多く、金もエネルギーも投じて、
勝負に勝った方が、
歴史を作り、教科書に載っているのです。

その夜飲んだ、当時大学生だったメンバーも、
もう30代後半。
社会の中で力をつけ、活躍する頃です。
あの時のことは忘れてはいないはず。
だから、僕は悲観していません。
彼らがそろそろ、勝ちにいってくれると感じるし、
同じような経験をした、僕ら世代はもう、社会経験も積み、SNSで繋がり、広がり、
力を蓄えているからです。