雑談2016.05.20

作れないものは、壊してはいけない。

作れないものは、
壊してはいけない。
だから、
川を壊してはいけないし、
山を壊してはいけない、
伝統や文化も作りなおせない。
だから壊してはいけない。
実は、
新しいものを作るよりも、
昔からあるものを守っていく方が、
難しく、
僕たちの世代は極端に苦手だ。
すぐに古いものを壊し、
新しいものを作りたがる。
新しいペラペラのパンなんて、
誰にでも、
すぐにできる。
でも何百年前から食べ続けられているパンを作るのは、
過去何世代もの職人の苦労の蓄積を考えると、
とても自分の一生で、
到達出来るものではない。
日本の味噌や酒を見て思ったのではなくて、
フランスのワインやチーズの勉強をしていて、
その事に気付いたのが、
ちょっと悲しいのでした。
だって、お箸の国の人だもの、、、
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
「モンゴルの草原で眠るような話」も更新してます。今回は黄砂の話です。

9件のコメント

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人間って残酷だよ。やっぱりオレ様って思ってる。
だから、壊す。そして何でもいいから作る。より良い物が出来ると勘違いしながら。

自分達は、何が作れないものなのかをわかってないから壊せるんだよ。
まずは、そこから始めないとね。
壊すべき物と残すべき物の選ぶ眼力をＵＰさせなきゃ。
間違っても、見せ掛けだけのローテク主義や自然崇拝、回顧主義にはならないようにしなければいけないけどね。

作る側が残さなきゃと思ってることが、本当に本物だろうか？
わからんよな・・・。ビクビクしながら、いつも悶々としてるんだからさ！
たぶん、受け取る側の意識と、ズレを生じてしまってるから。
だから、自分もドリアンのパンをもっと知らなきゃいけない。
それはドリアンの為に。
もう釜の前に立てないぐらいヨボヨボになった時、ドリアンの店頭にはミッシュしか並んでない事を願ってね。

あっ、言い忘れたけど、コレ最後以外、全部自分の仕事の話ね。
建築の設計なんて典型的なスクラップ＆ビルドの世界。
まがい物が多いんだよ。多すぎて、それが普通になってる・・・。

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フィンランド＆デンマークの旅行で気づいたのですが、建物とか道とか古いんですよね。
道も石畳で歩き疲れるんですけど、歴史を感じました。

また建物もドアとかもボロボロだけどまたそれが味があっていい！！！
そしてそれをお洒落に使っている！！

古いものを大切に使っているという気持ちがかっこいいと思いました！

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JKさん＞＞
　わかってますね〜。
自分よぼよぼになった頃は、ミッシュだけ焼いていたいな〜。
食べ物って、基本、変わらないんですよねえ。
そこは、他の業界よりも、
素直に根本を探求していけるから気楽かもしれませんね。

まゆみさん＞＞
ヨーロッパを歩いてる時と、
京都を歩いている時って、
自分は同じ感じをうけるんですよね〜。
古いものを日常使いしている、
気持ち良さのようなものを。
博物館の中ではなくて、
生きている古いものっていいですよね〜〜〜！！

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あんこやさんという方のブログから来ました。
「作れないものは壊してはいけない」って
とても素敵な言葉ですね。
自然も、歴史も、あと、人の命も・・・ですね。

中国新聞で連載されるんですか。楽しみです。

写真で見る限り、とってもおいしそうなパンだったので
お店のほうもいつかお邪魔させていただこうかと
思います。

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なほさん＞＞
はじめまして。
中国新聞のマンガ読んでますよ！！
「山田さんちの親子日記」
昨日もパンネタだったんで覚えてますっ。
是非、お店にもきてくださいね〜

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こういう話を聞くと、ほんと
過ぎ去った日々は当たり前の様でいて、当たり前でなくて。
人に支えられたり色んな気持ちをいっぱい貰って過ごしてるんだなぁ～
と感じます。振り返るって大事ですね。
でも。想像でしかありませんけど、タムラさんが
たーくさんの、カタチにならない贈り物をされてきた証拠だと思います。
いいなー、両思い(笑)

お母様とのランチデート、おいしい時間になります様に。

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