古い石窯小屋の修復作業


パン屋フーニル・ド・セードルのすぐ目の前にある教会。
12世紀の建物だと判明。
日本が鎌倉幕府の頃です。
石の建築文化のずるいところです。

その中はこんな感じ。とてもシンプルで気持ちの良い空間です。

ミサがあるのは年に一回だけ。
でも、
鐘は毎日カランコロンとなります。
デジタルのタイマーで自動的になるのです。
その辺もずるいところです。

その横にあるのが、
ブログにも書いた、「村人が持ち寄ったのを石窯でやくぞ」
のイベントで使った400年前の石窯。

さすがに石文化は堅いぞ、といっても荒れていました。

フーニル・ド・セードルのローホンさんが少しずつ修復作業をしています。
とても器用な方なのです。
ちなみに使用しているタイルも、
村に保管されていた古いものを使っています。
さらに、上の写真左奥に煙突があるのに注目!

そこには昔、こんなものがついていて、

その上にこんなものが乗っていたとか。
小振りな五右衛門風呂を想像したらいいかと思います。
それで煮炊きをしていたようです。
これもローホンさんがどこからか入手してきまして、近々再現する予定です。

パン屋の売り場は建てたばかり。
ローホンさんが少しずつ作ったのです。
景観を壊さぬよう厳しく定められている地区なので、勝手な工事はできませんでした。
壁はこの辺りの建物と同じ材料で同じ工法でないとダメです。
きっとこの建物も長い間使われるのだろうな。
400年後もここでパンが売られていたりして。。
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」