(セルジュさんと窯入れの写真)
ちょっと前の『料理通信7号』
パン特集だったのですが、
その最後に、
僕がフランスで一番感銘を受けたパン屋、
「セルジュさん」
が出てきた。
今でも、パン作りに迷うと、
「セルジュさん、セルジュさん」
と2回唱える。
すると。。
なんだか、笑える。
「ああ、こんなことにこだわってたらダメだな」と思える。
それほどセルジュさんは突き抜けていたし、
そのくせウェルカムでどんどんメッセージを投げてきたし、
パンが焼けるのを待つ間、僕が投げかける質問にもどんどん答えてくれた。
工場の箱に腰掛けて夜遅くまで。
今回の記事の中でも、
セルジュ語録が光っていた。
その中でも、
「おいしさを求めることは、危険だ」
という言葉は、
このパン特集自体を否定し台無しにしてしまうんじゃないのかと、
ハラハラしてしまうほど鋭かった。
「何を細々とパン作りしてるんだい、日本のパン職人。大事なのはそんな事じゃないんだよ。」
と言ってるようだった。
成形を手伝わせてもらった時、
丁寧にやっていると。
「おいおい、何やってるんだ。
いいか。
セルジュの成形はこうだ!!!」
と生地を子どもが粘土で遊ぶように、
ぐちゃっと潰した。
僕が、
「super!(すげー)」
と叫ぶと、
セルジュさんは、
すこしはにかんだ笑顔で、
「これでいいのだ」
と言った。
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セルジュさんの事は沢山ブログに書いてるので、見てみてください。
セルジュさんレポート①
セルジュさんレポート②
セルジュさんレポート③
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
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