栗を考えて

【栗カンパ(柳川さんの岸根栗)、あと25個net店に追加しました。今年最後です〜*(^o^)/*】
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栗。前回も書いたかもしれませんが、あまり日持ちしないんです。
常温で置いていたりなんかしたら、あっという間に虫食いだらけ。
渋皮煮にしても数週間。繊細です。

でも、縄文時代なんて、栗が主食ぐらいの位置だったというし、
昔の本を見たりすると、
「栗を一俵市場に持っていって、、、」とか書かれている。
生の栗を俵に入れてもって行った日には、買い手がつくころには虫食いだらけだろうし。。

どうやって、保存されていたのだろう?

と思い、今年は蒜山の田んぼの周りで採った栗で、干し栗を作ってみました。
結果的には、これだったのね、と思いました。

殻の中でカラカラ鳴るくらいに干すだけなのです。
カチカチに干された中味は、鬼皮に包まれたままなので、保存性抜群です。
お米を籾のまま保存するのに似てます。
やっぱり、なるべくありのままで乾燥させる。というのが保存性高まるのでしょうね!

干しあがったら皮は手で簡単にパキッと剥ける。
口にほおばると、歯を一切寄せ付けないカチカチさですが、ずっと舐め舐めしていると、
なんとなく柔らかくなって、かみ砕くと、栗の凝縮された甘みが広がります。美味しい。

モンゴルのカチカチ日干しチーズ、「アーロール」に似てる気もしてきます。
こちらは、遊牧するときに、懐に一個忍ばせて行くと、1日持って、お口の恋人、というわけです。
干し栗も、昔の子ども達も、
「行ってきまーす!今日はホームランだよ!」
と家を飛び出すときに、懐に入れていたのかな〜

作り方ですが、
一日水に漬けて虫を殺します。(生きてましたけど。。)
その後、ひたすら乾かすだけなのですが、
秋冬お天気の良い地域は太陽だけでいけるかもしれません。
蒜山は山陰よりで曇りや雨が多いので、絶対カビます。涙

対処方としては、軽く煎る!
天気の時は天日でへ、曇れば煎る!
そしてストーブの登場する時期になれば、ストーブ脇に置いておけるのでもう安心です。

保存食で、萌えますよねー*(^o^)/*