食糧としてのパン

僕は、パン屋を、
「食糧を供給する仕事」 と、考えてきた。

食糧となるパンの条件は、こんなところかと思う。

ーーーーーーーー
①日持ちがして
②良い材料で
③買いやすい値段で
ーーーーーーーー

①【日持ち】
今(3月末)の気温で、3週間常温保存できます。(研修生伊藤さんが実験中) 冷蔵庫であれば、ひと月もちます。

②【良い材料】
カンパーニュ、ブロン、ブリオッシュ、とも、 国産の有機栽培小麦、ライ麦、100%使用です。

③【買いやすい値段】
大きく焼いているのはこのためです。 重さで比較した値段は、 スーパーに並んでいるバゲットとあまり変わりません。(比べてみてください)

この”食糧としてのパン”の条件を整える為に、
手を抜き、窯を大きくして、材料を吟味し、働き方も変えてきた。

極端にいうと、 パンの出来とか、美味しいとか美味しくないとか、
形がきれいとか、 そんなものには今は興味ない。

食べる方が、ずっと食べ続けても、
体に染みこんで、血となり肉となるかどうかが重要。

そんなパンを、 食糧供給工場のように、ゴロゴロ焼いて、
どんどん送り出す日々は、
パン屋として、真の、根本的な喜びなのです!!