今日の旅のパン↑
薪の炎は人を吸い寄せる。
【2013年6月6日(木)Irotzのバルにて】
今日の旅のパン↑は、
昨日泊まったZubiriと今日の目的地Pamplonaのちょうど真ん中地点。
Irotzで見つけた石窯バルで食べたパン。石窯で焼かれたトルティーヤは、
ジャガイモと卵とベーコンが絶妙の層をなしていて、美味しかったです。
それに添えてあるパンは、軽いバゲット。
そう、こんなに立派な石窯あるのだけど、パンは焼いてません。(^^)
でも、薪の炎がゆらゆらしていて、
煙の香りが漂っていると、
みんな寄ってしまうのですね。
焼き鳥屋の換気扇から出てくる煙が、
会社帰りのサラリーマンを激しく誘惑してしまうのに似ている現象が、
ここスペインの巡礼路でも繰り返されているんですね。
そして、今日のバルでも激しく猫がキュートでした。
伸びきった足がポイントです。
ー今日のパン旅ー
ついに麦畑が!ライ麦発見。
今日は昨日のZubiri(標高600m)から、
目的地Pamplona(標高446m)へと、高原を行く旅です。
出発早々、ハプニングが。
よく、一本車線で、前の車がすっごく遅い車だったりして、
「進まねーなー」
とイライラしてしまうことありますね。
やべえ、馬に割り込まれた。。
よく、熊の親子に遭遇したらかなり危険な状況である。
といわれますよね。
我が子を守る、という母親の本能に火が着いて、
「おら〜〜〜!」
と攻撃してくる。
ということですね。
この母馬かなり大きく、
向かってこられたら、3日目にして早くも巡礼終わってしまいそうです。
ということで、刺激せず、彼らが脇道にそれるまで、一定の距離を取りつつ尾行せよ。
という作戦で行くことにしました。
彼らを刺激しないよう尾行します。
親子は、和気あいあいとトロトロと進みます。遅いです。。
草食ってる。。。
進むの遅すぎです。
せっかく早起きしてZubiriを6時15分に出発するという気合を見せたのに。。
ま、そんなこんなで30分ばかり経ったら、やっと脇道にそれてくれました。
このままPamplonaまで行ったら、3日ぐらいかかりそうでした。
気を取り直して進みます。
朝歩くのは、東京でも気持ちよかったりします。
いわんや、
巡礼路の未舗装田舎道を朝歩くのは、本当に気持ちいいです。
人間、一ヶ月で、どれほど変われるのでしょうか。
さて、この巡礼者たちは、
巡礼のゴールであるサンティアゴにつく頃には、痩せているのでしょうか?
巡礼の壮大なテーマでもあります。
はじめての麦畑はライ麦
そんなことを考えつつ歩いていると、
この旅で初の、麦畑が見えてきました。
その辺を歩いていた巡礼者のおじさんが、
「これはライ麦だよ。ヒゲが長いやつはライ麦なんだ。絶対そうだ!」
て教えてくれたので、異論を挟む余地なく、
これはライ麦である、
と結論付けられました。
たしかにヒゲが長いです。
まだ青いものの、しっかりと身が入ってきていました。
標高500mだい、まだまだ涼しい気候帯ではやはりライ麦なのですね。
お腹すいたので、道端でパンを食べつつ進みました。
スタートの町、サンジャン・ピエドポーで買ったパンも食べきりました。
3日間少しずつ食べたけど、
パンも、ソシソン(乾燥ソーセージ)も、まだぴんぴん。
保存食であり、携行食であるところが、かっこいいところです。
そして、この旅で出会う最初の大きな町。
牛追い祭り、で有名な、Pamplona(パンプローナ)に着いたのでした。
今日の旅するパンMAP
Irotz,
イロツの石窯バルで食べた。でも石窯では焼いてないバゲット。
昨日泊まったZubiriと今日の目的地Pamplonaのちょうど真ん中地点。
川の綺麗な地域です。
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