スペイン巡礼フランス人の道3日目~Pamplona 石窯バルで食べた石窯焼きでないバゲット

今日の旅のパン↑
薪の炎は人を吸い寄せる。

【2013年6月6日(木)Irotzのバルにて】

今日の旅のパン↑は、
昨日泊まったZubiriと今日の目的地Pamplonaのちょうど真ん中地点。
Irotzで見つけた石窯バルで食べたパン。P6063539石窯で焼かれたトルティーヤは、
ジャガイモと卵とベーコンが絶妙の層をなしていて、美味しかったです。
それに添えてあるパンは、軽いバゲット。
そう、こんなに立派な石窯あるのだけど、パンは焼いてません。(^^)

P6063541でも、薪の炎がゆらゆらしていて、
煙の香りが漂っていると、
みんな寄ってしまうのですね。
焼き鳥屋の換気扇から出てくる煙が、
会社帰りのサラリーマンを激しく誘惑してしまうのに似ている現象が、
ここスペインの巡礼路でも繰り返されているんですね。

P6063544

そして、今日のバルでも激しく猫がキュートでした。
伸びきった足がポイントです。

 


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ー今日のパン旅ー
ついに麦畑が!ライ麦発見。

今日は昨日のZubiri(標高600m)から、
目的地Pamplona(標高446m)へと、高原を行く旅です。

出発早々、ハプニングが。

よく、一本車線で、前の車がすっごく遅い車だったりして、
「進まねーなー」
とイライラしてしまうことありますね。IMG_7232

やべえ、馬に割り込まれた。。

よく、熊の親子に遭遇したらかなり危険な状況である。
といわれますよね。
我が子を守る、という母親の本能に火が着いて、
「おら〜〜〜!」
と攻撃してくる。
ということですね。

この母馬かなり大きく、
向かってこられたら、3日目にして早くも巡礼終わってしまいそうです。
ということで、刺激せず、彼らが脇道にそれるまで、一定の距離を取りつつ尾行せよ。
という作戦で行くことにしました。IMG_7233

彼らを刺激しないよう尾行します。
親子は、和気あいあいとトロトロと進みます。遅いです。。

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草食ってる。。。

進むの遅すぎです。
せっかく早起きしてZubiriを6時15分に出発するという気合を見せたのに。。

ま、そんなこんなで30分ばかり経ったら、やっと脇道にそれてくれました。
このままPamplonaまで行ったら、3日ぐらいかかりそうでした。

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気を取り直して進みます。
朝歩くのは、東京でも気持ちよかったりします。
いわんや、
巡礼路の未舗装田舎道を朝歩くのは、本当に気持ちいいです。

IMG_7250

人間、一ヶ月で、どれほど変われるのでしょうか。

さて、この巡礼者たちは、
巡礼のゴールであるサンティアゴにつく頃には、痩せているのでしょうか?
巡礼の壮大なテーマでもあります。

P6063551

はじめての麦畑はライ麦

そんなことを考えつつ歩いていると、
この旅で初の、麦畑が見えてきました。

P6063554

その辺を歩いていた巡礼者のおじさんが、

「これはライ麦だよ。ヒゲが長いやつはライ麦なんだ。絶対そうだ!」

て教えてくれたので、異論を挟む余地なく、
これはライ麦である、
と結論付けられました。
たしかにヒゲが長いです。
まだ青いものの、しっかりと身が入ってきていました。

標高500mだい、まだまだ涼しい気候帯ではやはりライ麦なのですね。

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お腹すいたので、道端でパンを食べつつ進みました。
スタートの町、サンジャン・ピエドポーで買ったパンも食べきりました。
3日間少しずつ食べたけど、
パンも、ソシソン(乾燥ソーセージ)も、まだぴんぴん。
保存食であり、携行食であるところが、かっこいいところです。

IMG_7350

そして、この旅で出会う最初の大きな町。
牛追い祭り、で有名な、Pamplona(パンプローナ)に着いたのでした。

 


今日の旅するパンMAP

Irotz,
イロツの石窯バルで食べた。でも石窯では焼いてないバゲット。

昨日泊まったZubiriと今日の目的地Pamplonaのちょうど真ん中地点。
川の綺麗な地域です。
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