今年もありがとうございました

お世話になった人たちに、
年賀状を書き終わり、
今年のドリアンの業務は終わりました。
僕は今、店の屋上で空を見上げています。
広島の空は晴れ渡り、
星が沢山出ています。
もう数分もすると近くのお寺から、
除夜の鐘が聞こえてくるでしょう。
今年は、
自分も鐘を沢山ついた年でした。
２月に食パンをやめて、
３月にはカンパーニュのレシピをすっかり変えて、
７月にはバゲットをやめて、
９月には製造のスタッフを半分に減らしました。
鐘をつくと、音が返ってきます。
お客さまからも沢山の音が返ってきました。
食パンを買いにきてくださっていたお客さまは沢山いらっしゃったので、
やめるのはとても大きな決断でした。
客数は半分になりました。
バゲットはレストランへの卸の９割を占めていたので、
その反応も大きかったです。
当然、取引のなくなった顧客もありました。
カンパーニュは、食べやすくはなったものの、
まだまだ満足いく香りが出せていませんが、
来年につながるレシピに成長しつつあります。
でもなによりも、
それでも毎日、
パンを買いにきてくださるお客さまがいる。
一生懸命やってくれるスタッフ達がいる。
というとても幸せな環境で仕事をさせていただきました。
鐘は、
大きくたたけば大きく響き、
小さくたたけば小さく響くもの。
来年も大きく響くよう、、
日本の食文化の為に、
全身全霊を傾けてパン作りに打ち込む所存でございます。
皆様、今年一年、本当にありがとうございました。
スタッフの皆さん、本当におつかれさまでした。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」