5年前。
片言のモンゴル語も知らないで、
一人、
モンゴル、ウランバートル駅に着いた。
その1ヶ月後には、
日本から来た学生と、
モンゴルの学生達とをペアにして、
草原の遊牧民のゲルに送り込んでいた。
「草原ゼミ」と名付けた、30日間のプログラムだ。
皆のゲルは何キロも離れていて、
移動手段は馬。
もちろん、自分も遊牧民のゲルに寝泊まり。
トラブルがあれば馬で1日がかりで駆けつけるものの、
自分自身、初の遊牧体験に四苦八苦していた。
沖縄、東京、北海道で、
説明会をして、
手紙を書いたり、
会って説得したりして、
やっと集まった大切な参加者。
心の核に残るような体験をしてほしい、
という思いで、駆け回った。
30日間が過ぎ、
最後の日は明け方まで飲んで、
学生達を空港で見送って、
モンゴルの学生達と、
「おつかれさま」
と別れたとき。
脳内で快感物質が飛び出して、
じわじわと静かに、
恍惚感が広がっていった。
イメージどおりに企画を作り終えた。
半年がかりの岩山をよじったのだ。
また、そういう仕事をしたいなあ。
と、パンを焼いているわけであります。
「石窯で焼く天然酵母パン-ドリアン」
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なにかしらの”終り”への感傷は心のど真ん中にくる物だし、
達成感ってすごく気持ちいいですよね。
パンのいい所は
「同じモノは二つとない。無くなるから、また作れる。また食べれる。」
出会いや時間の使い方に似てるかも。
パンの話に戻すと。焼き上げた時や、
その子達の旅立ちを見送る(お客さんに購入される)時の気持ちって
慕情と喜びと、先への糧が入り混じってるんだろうな~
なーんて、勝手に思ってます。好きなパン屋さんを見る度に。
更に、更に。こんな風に言葉を残せるなんて、ドリアンさんは素敵だなぁ~
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す、すいません!
送信した後で、文章が変だった事に気がついて(苦笑
コメントの削除できないんですね、、、
結局パンの話ばかりしてるのに、なんか変なのが恥ずかしい~(笑
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shihoさん
変な文章じゃないですよ〜〜。
わかります、わかります。
パンは焼き物みたいに作品として残らずに、
食べられてしまうから、残念だな、、、
と思った時期もあるんです。
でも、食べて消える芸術だと思えば、
とっても素敵ですよね!
うれしいコメントありがとうございます!!