「モンゴルのホームステイ-モンゲル」
モンゴル人は魚を食べない、というが、
魚はいないわけではありません。
しかも食べれば美味しい魚が沢山いるのです。
モンゴルとロシアとの国境のまちセレンゲに行って来たのですが、
ここには名物、「コイの薫製」なるものがあるのです。
お腹にハーブやニンニクをぐいぐいつっこみ、
ドラム缶で豪快に煙を浴び、
琥珀色に輝くこれは、
無言で、指でむしって食べ続けてしまう味なのです。
淡水湖としては世界最大・最深・最古、しかも世界一の透明度、
おまけにその水量は地球の淡水の20%を占める、
というロシアのバイカル湖まで150kmほど、すぐ近く。
そこに流れ込むセレンゲ川でとれたコイを使っているから、
まちがっても多摩川のコイを想像してはいけないのです。
たしかに長野のコイは美味しいけれど、
このセレンゲ鯉はもっと雄大かつ、清冽な味がするはずなのです。
なにしろ世界最大・最深・最古・世界一の透明に寄与しているコイなのです。
品が違います。
きっと日本の池のコイみたいに、パクパク下品なエサの食べ方はせず、
スパッと軽やかにエサを食べているはずなのです。
もしかしたらウンコもしないかもしれない。
同席するのもはばかられるほど、
清らかな育ちなのです。
今回セレンゲに行ったときも、
空は薄曇りでした。
ちょうど東京の空のような、
「今日は晴れなの?曇りなの?」
というようなケムリによる薄曇りなのです。
なぜかというと、ロシア側で山火事が起きていたからなのですが、
乾燥して、風の強いモンゴルの春は、山火事の季節なのです。
1年で320件も起きる山火事。
しかも最近増えている、というから大変。
ここセレンゲの森も山火事跡が延々と続いているのでした。
しかし自然はたくましく、速やかに、
しかも結構順序正しく植物達が進入してきます。
そうして山火事の後にいち早く生えてくる木が、
「しらかばあ〜、あおぞ〜ら〜」でおなじみシラカバです。
そして何を隠そう、名物「コイの薫製」を燻しているのがこのシラカバ。
そう、煙に縁の深いこの町では、
周り回って、人も魚もケムに巻かれつつ、でもなんとかなんとか、
ケムリと清冽な川による逸品「コイの薫製」を作りだしてしまうから、
やはりなんとも感慨深い味わいなのでありました。
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いつ行ったの?最近の話ではないよね?
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最近ではないですよお。あしからず、おもひでシリーズです。
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ショーゾーさんモンゴル行かないの?
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あっ。
だまされた最近のはなしかと思いました。
コイのいきがよかったもので。
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日本でしっかり、色々修行しないと。
今は行く気になれないですね(別にネガティブな気持ちは無いですよ)
ただ、少し満足できたら自然に行きたくなるんじゃないかな?
と思ってます。
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ひとみさんへ
コイ、いきがいいでしょ〜。
うちは、いちのよさが自慢だからね!
しょぞさんへ
修行中でしたね。そうだそうだ。うちのホームページつくってよ。
なんか画期的なやつ。