ウーバーイーツとチャイルドシート

パン焼きの仕事が終わった昼過ぎ、車で帰り道。

ウーバーイーツの配達員を追い抜いた。
その懸命に漕ぐ自転車には、 チャイルドシートがついていた。

小さい子どものお父さん。

ああ、なんか、この光景を見ることが最近多くなった。

自分の勝手な勘違いかもしれないし、そうであってほしいけど、
子育て世代のお父さんが、 フリーのはずがない、
仕事が無くなったのかな、
事業が大変なのかな。。
と心配になる。

まわりの商売仲間も心配になる。

きっと彼らも、この配達員さんみたいに、
必死に、漕いでる。

うちはまだ今は、なんとか安定しているけれど、
明日はわからないから、必死で模索している。

これは、批評でもなんでもなく、事実の列挙だけど、
広島県の知事が、職員の10万円を、
今、本当に困ってる人への基金にしよう、と提案したとき、
皆が批判した。
地元のラジオでは、声高に人格も否定していた。
そこまで言わなくても、、
悲しくなった。

この経済の問題は、みんな忘れているけれど、コロナ前からなのだ。
いい仕事している職人さんほど貧しくなり、
公務員、大手企業、情報産業、との給与や労働時間の格差は広がっていった。

やってる仕事の価値、人に喜ばれている価値、文化的価値は、
同等か、それ以上の場合もあるのに。

世の中の矛盾。

コロナの出現。
皆が仲良く出来るかどうか、
新しい社会を作れるかどうか、
試されているような気がします。