セルジュさんのパン作りに触れさせてもらって、
これでいいのだ!
と思えた。
一見すると、
すごく手を抜いているように見える。
日本のパン屋さんが見るとビビると思う。
まず帽子なんてかぶらないし、
分割成形も適当に形を作るだけだし、
蒸気もかけないし、
クープなんてくたびれたナイフでピピッとやるだけ。
裏に灰や炭がついてようが関係ない。
落ちて少し割れてもオッケー。
でも、
見方を変えるとおそろしく丁寧なのだ。
日本のパン屋さんが見るとビビると思う。
小麦も作っているし(一部だけど)
自前の巨大石臼で挽いてるし、
粉は全部BIO(有機)だし、
薪窯もわざわざファゴ(枝の束)を使う古いタイプでやっている(香の為らしい)。
しかも高くない。
徹底的に見た目無視。
そして、
これでもかというほど中身しか見ていない。
そして実際、くやしいいほど美味しい。
そんなパンが、大量にガシガシと得意先や卸し先に運ばれていく。
こんなパンを買うフランス人の男前なセンスがなんともかっこいい。
貫き通して平然としているセルジュさんも、
しゃべりが”志村けん”に似てるけど、かっこいい。
(大量のバッテリー。このパン屋さんは、風力、太陽、でエネルギーも自給してるのです。
これも中身ということかな。)
セルジュさんのパン作りは沢山写真とらせてもらったので、是非見てください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
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