スペイン巡礼北の道33日目〜ムシア「美味しさは、パンの味より心持ちできまるのだ」

サンティアゴ〜ムシア(バスで)

きっと巡礼者達は昨夜は遅くまでワイワイしたのでしょう。まだ寝静まっている宿を7時に抜け出し、今日はオマケのムシアへバスで行きます。

巡礼は怪我や体調不良になることも考えて、予備日を3日とってましたが、使うこともなく、良いペースでサンティアゴにゴールできました。

なので、前回の巡礼では、サンティアゴから4日かけて歩いて行った最果ての町ムシア。今回は行けないかなと諦めていたのですが、バスで行ってゆっくりします。

地下に降りるとバスターミナルがあって、月曜日から金曜日は8時45分からバスが出てます。1日2本だけ。

1人8ユーロ。チケットはバスの中で買って、1時間45分くらいでムシアに行けます。

歩くと3日〜4日かかりますが、車は早いですね。涙

帰ってきたムシア!

前回の巡礼で感慨深い最後のトーストを食べたカフェに入って、宿が開くのを待ちます。

相変わらず、地元の人達が集い、巡礼者が通り過ぎ、小さな港町のカフェは素敵です。

何も変わってないけど、テレビが新しくなってました(^ ^)。

カフェに、良いものが飾ってありました。

この写真があれば、メニュー選びはもう迷いません!

巡礼の最初に欲しかった。

これまた3年まえに来たアルベルゲ、

bela muxia

おそらくムシアでいちばん新しくてきれいなアルベルゲです。もうゴールの町なので、連泊も可能です。

そして、

それまた前回の巡礼で行った食堂に。

ここに来る為にムシアに来たのです。

 

もしかすると、ここより美味しい店は沢山あるのかもしれないけど、シンプルな料理、店員さんの笑顔、イスに座ってるおばあちゃん、ハウスワインの安うまさ、飾らない店の雰囲気、それとムシアの町の静かな空気があいまって、結局、二度の巡礼でここ以上のところに巡り会えなかった。

でも、一番の美味しさの要因は、カミーノを歩き通した後、という達成感だったのかな。

パンは軽いバゲット。

不思議と昨日のサンティアゴより西では、軽めのパンに出会っています。

シシトウの素揚げ。時々激辛。

navajas .マテガイ、これがうまい。

chipirones.小イカの揚げたの。酒が進む。
クレープも一応ガリシア名物みたいです。

そして、6ユーロのワインがうまい。

広場で海藻干してます。

海で泳ぐか!と思ったけど、結構寒い。

猫もかわいい。

右側のは陸地でなくて、海で湧いた雲です。

迫ってきます。

海が冷たいから、いつも霧が沸いてます。
と、ムシアの夜もくれそうです。

明日は、33日ぶりに連泊、同じ町で泊まります。

なんだか、気が抜けて、ペース掴めません。

巡礼者という肩書きや、

歩いてるんだぜ、という体育会系の自負が突然なくなるので、

なかなさ喜べず、実感もわきません。

数泊して、ついに帰国です。