36.5キロ。
6時半出発
日の出はひちじはん。
月明かりの中を進みます。
リンゴ畑を進みます。
リンゴ畑と牛の融合パターン。
エルヴェさんの、鳥が牛に変わったパターンか。
ここの、おいしい。
味濃いです。昨日食べればよかった。
昨日の小さな町la islaのバルの賑わいが、
やはりまだ頭にのこります。
日本ではあんな光景みれないな。
高床式倉庫も。
相変わらず、クルミ、りんご、時々なし、くり、巨木もたまに。レモン。
これまた相変わらず、イチジク、牛羊ヤギ、時々馬。
たまーに、カキ。ビワっぽい木も。
道端には、クヌギみたいなドングリも、ワラビもあります。
フランス人の道でずっとあった、
ブドウ、オリーブは、皆無です。
湿度高めの地域はそういうことなのでしょうか。1200ミリぐらい。日本の少ないところくらいです。
シドラ用のリンゴ畑は、
ブドウ畑のようにリンゴの木が並んでます。
ビリャビシオサの町、
ジブリに出てきそうな町だね〜、と楽勝ムードで歩いていたあの時が、遥か昔のことのように感じます。
そう、
楽しく歩いてたのも、ここまで。。
12時に今日の目的地、ビリャビシオサに到着。
しかし!
12時の時点で、大きな町で、アルベルゲもホテルもあるこの町で、町中のホテルが満室!
おそらく、もともとのアルベルゲ不足と、ヴァカンスシーズン終わりの週に、さらにスポーツイベントが重なったよう。
そこから、続々到着する巡礼者は、次に進むてもあるのですが、それも、少しのベッド数だけ。。
うちらは、ホテルをしらみ潰しにあたり、ツーリストオフィスにも行って、ホテルに電話をかけたけど、オール満室。。
それで、かなり時間をロスしたので、次に進んでももうアルベルゲは残ってないと判断。
野宿の覚悟。
朝からカフェもなくぶっ続けだったので、とりあえず食べようと店探して食べたものの。。
やはり、宿の決まらぬ不安は大きいです。
酒が妙に進みます。
こんな時に食べるパンはあまりパッとしないのか、印象の、うすい、焼きも薄い、軽いパンでした。
とにかく、歩き続けて、
泊まるところが幸運にもあったら泊まろう。
無ければベンチに寝よう。
と、決めました。
結果的にはそのどちらもダメ!!
泊まるところはその後30キロ無く、
その後の工程に限ってベンチさえも無かったのです。。いつもはチラホラあるのに。。
夕方の斜陽の中登る足取りは重いです。。。
完全にアルベルゲ難民。
16時頃から再び歩き始め、
4時間歩き続けて20時、
宿どころか、カフェもなにもない道が続きます。そのくせ、犬の癖が悪い地域で、ワンワンと威嚇しつつ、ついてくるのには、状況もあって、こいつ、やってやろうか。。
とただならぬ気持ちすら。
それでも、まだまだ太陽は高い。
ビリャビシオサを立って以来初のバルを発見!!
野宿の勢いをつける為に少し飲むことに!
ところが、
小さな村のバル、レスオランに、人が次々くる。
すごい!
超でかいサンド、5ユーロです。
シドラのボトルが、2.5ユーロ!
9時の開始までバルでくつろぐ大人。
馳け廻るこども。
続々くる車。
この国は豊かです。
この店は、
焼肉がうりのみせ!
何人も雇用してて、
時間までは店員も飲んでて、
ピリッと仕事して。
スペイン景気悪いというけれど、
日本に比べたら、
はるかに、
動いている!
田舎も地方も村も、年寄りも子供も、
その周りの金も、
動いている!
と、
野宿の寝床も決まらぬ、21時前に、
現実逃避的に酒飲んでます。
店をでて、
とぼとぼ寝床を探して歩きますが、
ベンチも何も無く、
そして何より、ワンワンと鳴きわめく犬が多い。
そこに現れたナイスガイ。
もう日が暮れる、次の町まで、俺の車に乗っていかないか!?
迷ったのですが、、、
本当にありがとう。
でも僕らは歩かないと!
と断りました。
30分後に後悔しましたが、、、。
本当に夜の帳はあっというまに落ちて、
この写真の30分後には真っ暗に。
道のサインも見えず、
犬もついてくる。。
進めない。。
山の中で野宿か、と思ったところで、
雨粒が、
泣き面にハチ。
やむなく、peonの村に戻ります。
寄らなかった教会があったから、もしかしたら屋根があるところがあるかも。
歩いていると、
民家の軒先にベンチが!
断りを入れようと思ったけど、家は真っ暗。
と、
そこに寝ることにしたのでした。
ああ、屋根って素晴らしい。
ああ、ベンチって愛のかたまりだ。
歩くための軽量化装備なので、
あまり防寒着はなく、シュラフも薄いので、
寒くてうつらうつらしつつ、
この日は終わっていったのでした。
フミさんには、
ゴメンね、
と謝りました。。
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