豊かさって何だろう？
私はモンゴルに住んでいたとき、
いろんなところで肉を振る舞われ、
乳製品を食えと勧められ、
酒をまあまあ、と勧められ、
泊まっていけと、布団を敷いてもらった。
強引なまでの親切、
図々しいくらいの、優しさ。
対等で見栄のない、本当の優しさを、
モンゴルの友達やその家族と布団を並べて眠っていて感じたもんです。
日本ではモノも、お金も、家も、車も、
モンゴルの３０倍ぐらいは良い暮らしをしている。
けれどそのような、
ほっとさせるようなおもてなしができない。
なんかできないなああ。
自分自身できないし、家族もできない。
確かに忙しい。お金もあんまりないし。
でもそれはモンゴルだって一緒。
あちらの方が深刻で本気で切迫している。
でも優しさのレベルが数段あちらが勝っている。
民主化後１０年しか立ってなくて、混乱していて、
スリもいっぱいいるけれど、モンゴルのほうが全然余裕があるようだ。
豊かさって何なんだ。
日本でそれを見つける為に帰って来たけれど、
なかなか修羅の道ですね。
「モンゴルホームステイのモンゲル」
「焚き火を囲んで眠る学校」
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