例えば、
パンを買う、
そのパンは今だけ嬉しくなるためのパンなのか、
じんわりと後々を嬉しくするためのパンなのか、
確かに今は売れる、
フワフワにして、変わった具いっぱい入れて、安くて、手っ取り早く美味しい。
料理なんてしなくても、菓子パンにかぶりついていればいい。
でもそれは子どもたちを養ってくれるのか、次世代に渡せるものなのか。。
味覚を養い、食文化を磨いていけるものなのか。
例えば、
海が汚い。
その海は今だけ儲かるための海なのか、
じんわりと後々に儲けるための海なのか、
確かに今は儲かる、
埋め立てて工場作って、道路作って、水真っ黒にしてても、
車売っていればいい。
でもそれは子どもたちを養ってくれるのか、次世代に渡せるものなのか。。
きれいに戻って、自然の恵みが帰ってくるものなのか。
もし自分が何世代も後の子孫だったら、
ずるい、と思うだろう。
こんなに自分勝手で、
金儲けしか考えていない世代は今までいないのだ。
だからせめて、
自分の目の前のものぐらい、
真っ当なものを作りたい。
と、そんなことを思っているパン屋は、
カンパーニュを作る傾向にある。
なぜかはわからないけど、実際そうなのだからしょうがない。
パンフリークの方たちには有名なパン研究チーム”パンラボ”、
彼らの連載最終回は、
まるで当然でしょといわんばかりに、そんなカンパーニュだった。
全国7店のカンパが紹介されている記事はさすがな分析眼でした。
載せていただいたのはもちろん嬉しかったのだけど、
北海道の”ソーケシュ製パン”と一緒に載れたのが嬉しかった。
彼はパン屋はじめの頃、ドリアンに研修に来てくれて、
目指すところも同じ同志であるからだ。
南の広島と、北の北海道で挟んでしまったら、
オセロだったら、もう勝ちだ。
じんわり嬉しい型のパンがもっと増えればいい。
『パニック7ゴールド』3月号掲載
(↑ちなみに、パチンコ雑誌です。でもこのパンラボの連載はおそろしく本格はです。
コンビニにもあるかな。)
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
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