「カッパを捕まえにいこう!」
次の休みの日に、
甥っ子(中2)とカッパを捕まえに行く。
そう、これは、
夏休みの自由研究の手伝いなのだ。
あそこならいるはずだ!、と思っていたところがあるのだ。
三段峡の奥、あそこならいる。
甥っ子は図書館でカッパについて調べた。
「小指で岩を持ち上げるらしいよ」
うーーん、そうか、なるほど。
調査がんばっているな。
俺は、もしも、、、、もしも、万が一、カッパが見つからなかった時のために、
東急ハンズにカッパの着ぐるみを買いに行った。
これも甥っ子への愛である。
ところがなんとカッパは売り切れ、
ウサギや猿からセーラー服やチャイナドレスまでそろっているのに、
カッパだけ品切れなのだ。
「一週間はかかります。。。カタログ注文で。。。。」
カッパは社会にこんなにも求められているのか!
いやまて、カタログって何だ?
カタログ一冊、カッパグッズだらけなのか?
カッパカタログか。
そもそもどんな使い道があるのか?
やはり生活に疲れた主婦が買いにくるのか?
主人が帰ってきたら「カッパ」ででむかえるのか?
息子が塾から帰ってきたら「カッパ」でご飯を作っているのか?
なるほど、人生の悩みなんて吹き飛びそうだ。
やっぱりカッパはすごいな。
「焚き火を囲んで眠る学校」
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