花火とカミナリ

今日は宇品港の花火大会の日。
お弁当を作り、お茶も用意して、
楽しみにしていたら、
夕方になって突然の夕立が、
それが台風の様な恐ろしい降り方で、
まさに今、カミナリ雲に町ごと包まれた感じなのでした。

稲光りを久しぶりに見たし、
お腹に響くゴロゴロ轟音、
これも花火の様なものかなあ、
としばし楽しみました。
連日の温暖化地獄、猛暑猛暑の中での、
この怒ったような雨は、
何やらスカッとして、
ついついガッツポーズを上げたくなるような興奮を覚えたのでした。
まるで、
最下位を泳ぎ続ける広島東洋カープ、
新井が無意味なまでに特大なホームランを打ったときのように、
かなわない願いの中で、
一矢を報いてやった、
といいうような、そんな感じなのでした。
今はカミナリも遠くへ行ってしまって、
蝉なんかも鳴いています。
「焚き火を囲んで眠る学校」