モンゴルにいた頃。
僕の仕事は、
日本の学生を、
草原の遊牧民の所に連れていき、
一ヶ月間ホームステイさせることだった。
一人に一人、
日本語を習っているモンゴル人学生(同じ性別)を、
通訳としてつける。
日本人がモンゴルの草原の事を知らないのは、
普通だけど、
今ではの町育ちのモンゴル学生も、
草原のことは知らない、
そもそも馬に乗れない。
だから、
ゲル(包)にホームステイしながら、
日本人学生とモンゴル人学生のコンビが、
タッグを組んで、
遊牧生活を乗り切るのだ。
その地域には、
他のコンビが同じようにホームステイしていて、
時々みんなで集まって、
いろいろ話す。
集まるといっても、
馬にのって半日かけて会いにいくのだ。
そして、
それぞれの学生は、
それぞれのテーマを研究する。
それについて、
日本人学生、モンゴル人学生、遊牧民さんが、
三つどもえになって、
議論を交わすのです。
もちろん、酒を飲み、歌いながら。
本当にその国を知るには、
こういう方法しかないと、
僕は今でも思っています。
最高のプログラムであったと、
自画自賛しています(笑)
そして、
こういう体験はそれぞれの人生を変えてしまう程の、
エネルギーをもっていて、
企画者である僕自身、今でもそこからエネルギーをもらっています。
スポンサーさえつけば、またやりたいな〜。
いろんな国で。
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以上は、広島県三次市にある、
廃校を利用した自然学校
「ほしはら山の学校」
の新聞に連載している記事からです。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」
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モンゴル版うるるん滞在記みたいです。
ホームステイを体験した学生さんはきっと世界観が変わって有意義な事業もしくは企画に挑戦しているかもしれませんね。
一緒にタッグを組んだモンゴル人学生も同じでしょう。
そしてタッグを組んだ二人の学生さんは永遠の大親友となったことでしょう。
羨ましい話です。
私が宝くじに当たったらスポンサーになりましょう。
宝くじぐらいじゃー足らないか・・・
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ゾウアザラシさん>>
そうですね〜。
関わった皆の頭の中には、
きっと草原が今でもあるんじゃないかな〜。
そうあってほしいですね。
宝くじあたったら是非!
自分も買っとこ。