和にどっぷりと浸かる-(パン屋なのに、、、)

 
今日は、シトシト雨の梅雨らしい日。
 濡れた緑がきれいな、日本らしい日でもある。
 朝5時に起きて、
 片道1時間半かけて、
 お茶を習いに(飲みに)行く。
 先生と、雨に濡れた木が青いですなぁ〜、とか
 この掛け軸どう読むんですかぁ〜、とか話をして、
「朝ごはん食べていく?」
「あ、すみません」
 といつもながら御馳走になる。
 正座して食べるのはこの時だけだ。
 そして、先生の家の近所の、
 吉田郡山城に登る。
 もう城は無くてただの300メートルぐらいの山になっている。
 誰も訪れない苔むした登山道をのぼり、
 崩れた石垣を眺めていると心が落ち着く。
 それから我が家の墓参りに行く。
 お茶の先生の庭から切ってきた花を供えて、
 祖父がタバコが好きだったので、
 線香がわりにタバコを供えて、自分も吸って、
 小一時間ホッとする。
 というのが、休日の定番、
 和風にどっぷりコースだ。(所要時間10時間ぐらい)
 雨にぬれた竹。うぐいすが鳴き、虫も鳴いている。
 時々風が通っていく。サラサラと傘にあたる雨音が心地よい。
 今日だけは、蚊に吸われても放っておこう。
 パン屋をやっている時は、ヨーロッパばかリ見て、
「和風のアンパンはいらない!」
「焼きたてふんわり銀座的パン屋なんて無くなってしまえ!」
 と暴言をぎゃあぎゃあ吐きまくっているけれど、
 だからこそ、
 休日はどっぷり、”和”に浸りたい。
 日本人だから、そこに核を求めたいのだ。
 自画自賛だけれど、
 ドリアンのパンは、茶室の床の間にあってもしっくりとくる。
 吉田郡山城の苔の上にのせてもまわりの風景になじむ(かな)。
 お墓は、、、、まあ供えてもいいかな(苦しい)。
 ホンモノには和も洋もないと思う。
 きっと核は同じなのだ。
 さあ、リフレッシュ。来週からもいいパンを焼くぞ!
  「石窯で焼く天然酵母パン-ドリアン」

3件のコメント

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こんにちは。
2度ほど注文して、
こちらのパンの大ファンになったすみれと申します。

そろそろまた
あのハンサムなパンたち(←メールに書いたこのフレーズ覚えてますか?)に会いたくなって、
注文しようかなーと思ってサイトをのぞいたら、
店長さんのブログがあったので、遊びに来ました!

確かにドリアンのパンは、
茶室の床の間にあっても、不自然じゃないです。
土間に転がってても、神棚にあっても、
本棚の辞書の隣にあっても、
きっと当たり前のように存在しているでしょう。

自己主張が強いように見えて、
空気のように謙虚な存在・・・
ドリアンのパンは、そーんな感じ。
そしてなんたってハンサム!(←しつこい)

あー、食べたくなってきちゃった。
近いうちにまた注文しますね。
よろしくお願いします!

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ドリアンのパンは和食にも合いますよ~!
肉じゃがと一緒に食べても美味しいですし♪
ハード系はなんでもいけます。
あの山行ったことありますっ。
毛利のお墓もありますよね。

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すみれさん>
うれしい書き込み、ありがとうございます!
もっともっと、なじんでいくパンを焼きたいですね。
正月に床の間に飾れるぐらいのを、、、。
こゆきさん>
 いつもありがとうございます!!
 あ、行ったことあるんですか?吉田郡山城。
 女性で知っている方は珍しいですねっ。
 そうそう、毛利のお墓もあるんですよね。
 お墓好きなのかな〜私は?

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