発酵マニアが飲むビール。ベルギーのランビック。

2013年の2月ベルギー。
発酵マニアは押さえておくべきビール、ランビックの酒造所を訪れました。
ランビックは独特の酸味のあるビールです。
時に鉄の味すらする。ハードなやつです。

以前、広島でこんなことがありました。
ビールバーに入ったのです。
陶芸作家、ワイン醸造家、料理研究家、そしてパン屋パン屋、
というメンツででオーダーをしたところ、
偶然にも全員ランビックを注文したのでした!!!!

そんな職人魂を揺るがすランビックはどうやって作られているのでしょうか。

1番の特徴はその酸味なのですが、
それはある特殊な製法で得られます。

写真のような非常に浅くて平らな銅の容器に麦汁を流し込み発酵させます。
そこに乳酸菌が降りてきて乳酸発酵が始まります。
乳酸菌は日本酒作りでも用いられますが、
酵母菌は乳酸菌の後に出現することによって、
より強く、
よりアルコール発酵に適した酵母菌が選別されることがわかってます。

だからなのか何なのか、
ランビックはアルコールがある程度高いです。
そしてその酸もあいまって長期熟成が可能になります。

しっかり熟成したものに新しい年のものを混ぜたりしてその蔵の味わいを作ります。

いつも思うのですが、
伝統的な発酵食品は酸味を伴い、
長期貯蔵に耐えるものであります。

そんな長大な時間のスケール感が飲む人を魅了するのでしょうかね。

パンに関係ないようで、
とっても関係しているように思うのです。

というのも酒を飲む口実だったりしますが。。*(^o^)/*

2件のコメント

はじめまして。
サイエンスコミュニケーターとして、金属について分かりやすく紹介する活動をしております吉村と申します。特に、銅を中心とした金属について紹介しています。
2018年2月13日にブログにて紹介された「発酵マニアが飲むビール。ベルギーのランビック」で示されている「銅の容器」の写真を、ブログや書籍で引用させていただくことは可能でしょうか?
ご回答いただければ幸いです、ご検討のほどよろしくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です