モンゴル旅⑭ 最西端カザフの文化へ、お茶文化と、馬肉と塩漬け羊、時々ヤク、

モンゴル最西端、バヤンウルギー、アルタイ村への旅です。

国内線のHUNNU AIR(フンヌエアー)で行く。
歴史でならう”匈奴=フンヌ”から名前をとった強そうな航空会社だ。

モンゴルの首都ウランバートルから、バヤンウルギーまでは、飛行機で行く。
国内ですら、時差が1時間ある。
横に広いモンゴルです。

そればかりか、ウルギーは、民族もカザフ族、言葉もカザフ語。
モンゴル語とまったく違っていて、モンゴル語でさえ片言の自分だけでは、詳しい調査は難しい。
そこで、

ガイドの山本さん(モンゴルホライズン)に同行してもらいました。

空から見ると。
何百年何千年と山も川も削らず生きているのが、僕たちとは違う。
文化が違うけれど、その考え方の一端は参考にさせてもらうのはいいことだと思う。

上空からのバヤンウルギー。
険しい山の中の草原に浮かぶ町です。

ウルギーの空港に到着。

ゲルがでかい!
天井が高い!
柳の木(ボルガス)を使ってる。

カザフ文化は刺繍がとても有名。
ゲルも刺繍で彩られている。

バヤンウルギーの町で食糧買い出し。

ちょっとわかりにくいですが、これはタンドールで焼いてるパン!!!
そう!!
中央アジアはパンを焼くのは、
タンドールになるのだ。
縦に穴が空いている窯になる。
何を焼くみたいに貼り付けて焼く。

マンガ『乙嫁語り』の世界のようです。

 

ーーー

ウルギーの町を出て、
しばらく舗装道路を行ったら、
ダートの道に入る。
そこからは延々とデコボコの道。
ランドクルーザーは、
こう言う道を走るためにあったんだな、
と感心する。

遠くに見える、カザフの冬営地。
山を背にした麓に、
建物を作って、冬は建物で過ごす。
建物の中に井戸がある家も多い。

遠くに万年雪がある!
あの辺りまで行きます。

干し草作る為に、水路切って、
囲いしている。
モンゴルには無いカザフの文化。

住むのは、
夏は水場の近くで、
冬は雪がふきだまるところで雪を利用して。

カザフの人は、攻めの遊牧。
川から水路を切ったり。
石を摘んだり。
途方もない工事をしている。

でもそのおかげで、
次世代は安心して暮らせる。

ーーー
こちらの時間で、
12時45分ころ、
途中のボヤント村に丁度さしかかって、
奇跡的にネットが繋がる。

集落ではネットLTEがかなり高感度でつながっている。

RCCラジオ「おひるーな」のエンディングに、ボヤント村からお届けできた。
LINEを使って、こんなに辺境地からでもラジオ出演できるなんてすごい時代になったものだ。

昨日までいたモンゴルの草原でも思ったけど、ネットの発達で、都市だとか、草原だとか、辺境地だとか、その優位性が変わってきている気がする。

日本にいるよりわかりやすく、早く、変わってきている気がする。

上手に商売すれば、首都ウランバートルよりも、辺境地ウルギーで豊かになれる。
交通渋滞や治安の悪さに悩まされることもなく、豊かな自然と文化の中で。

ーーー
石垣のなかに、
石を盛ったお墓があった。
その横を通る時は、クルマにかかってた音楽も消す。
なんかいい。

ーーー
13時44分
アルタイ村のソム=集落に着く。

アルタイ村の食堂=ゴアンズ(モンゴル語)=アスカナ(カザフ語)。
ウルギーでは最近まで看板などはカザフ語だったけど、
最近の政治情勢の影響で、モンゴル語に切り替えられた。
噂では、モンゴルからの独立運動があったため、とかなんとか。
ストーブの上でボーズ(蒸し餃子)が蒸されている。
テーブルの上に辛い豆板醤みたいなのが置いてある。ボーズに辛いの乗っけて食べたら美味しかった。

8月になると、もう干し草刈りの季節。

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16時半

現地ガイドのエリックのおばあちゃんの夏営地。地名はウイタス(石が集まってる場所の意味)に着く。
目の前に雪解け水の湖があって、すぐ奥には万年雪。標高2450メートル。
ゲルから表に出るたびに絶景に感動する。

まず、お茶を振る舞っていただいた。
モンゴルでもスーテーツァイ=乳茶と、揚げ菓子でお客をもてなすが、カザフはより豪華版な感じ。
そして机でなく、床に敷物敷いてワイワイするので、ピクニックみたいでテンションあがる。

(手前左から2番目)カイマク(カザフ語)= ウルム(モンゴル語)=乳を沸かして膜状にできるバター

(手前一番奥)コルト=アーロール=油分を除いた後の乳を鍋にかけて煮詰めたのち布で濾し干したもの

(手間左から1番目)サルマイ=ヨーグルトと乳を攪拌してできた油分を水で洗ったもの。

(手前左から3番目)カザフ語?=エーズギー=乳を煮詰めて煮詰めてとことん煮詰めたもの。

ダムデ =アムトタイ=美味しい

それぞれ、モンゴルのものとは微妙にちがう。
とくに、サルマイというバターは酸味があって、めちゃくちゃうまい。

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カザフ名物カズ(馬のあばら肉を骨ごと腸詰にして、外側に小麦粉と塩をまぶして、乾燥熟成させたもの)を茹でて塩抜きしたものと、

塩漬け羊肉を洗ったものと、を一緒に茹でる。

アラガル=ヤクの糞を乾燥させたものが、すこぶる優秀な燃料となる。

3時間煮込んでいる。
30分前くらいに、ニンジンとジャガイモ入れた。
ゆであがってきたら。

小麦をこねて、伸ばして、

布にとって寝かす。

それを煮汁で茹でて、肉の上にのせて完成!
とても美味しかった。

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食事の最後に、、コルト=アーロールとお茶を飲むとお腹にいいらしい。

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孫たちが、
お婆ちゃんから産まれたと本気で思っている。
エリックが長女に、
「お母さんから生まれてんだよ」といったら本気で怒っていた。

一番大切なものをお婆ちゃんにあげる習慣がある。だから、子どもをあげるのだ。

お母さんにとっては寂しいけど、
忙しい中子育ては助かるし、
おばあさんの方が子育て慣れてるし、
おばあさんになったら、子どもに囲まれて生きれるわけで、なかなかいいかもしれない。

文化の違いは楽しい。
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ヤク=サルラグがいた。
ミルクは牛ほど出ないし、
毛むくじゃらの中からオッパイ探して搾るので大変そう。
でも濃く栄養価が高い。
そして寒さに強い。

子ども達がヤクを追い、搾乳する場所につれていき、お母さん達が乳を搾る。

   コルト=アーロール、を干している。
カチカチになっても、毎朝干して、夜に取り込む。これも子どもの仕事。
時々、ヤクが食べようとするので、追い払うのも子どもの仕事。
「太陽の力を吸うと美味しくなる」
と言っていた。
きっとそうだ。

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