自然度の高い地域では、腕相撲がもりあがるという法則は本当なのか


「モンゴルのホームステイ-モンゲル」
自然度の高い地域では、腕相撲がもりあがる。
 たとえば、
 モンゴルでは初対面で二の腕を触られて、
 「ふーん、そうかい」
 みたいな顔されたり。
 後ろから肩を触られて、
 「まあまあ、だな」 
 とつぶやかれたりする。
 一言三言、言葉をかわすと、
 「相撲とらないか?」
 となることが多い。
 5本勝負ほどに徹底的に勝負する。
 そして、相手と自分の力が解ってはじめて、
「俺の出身地はね、、、、」
 などと、 話こみはじめるのだ。
 足に自信のある者に出会ったなら、
「かけっこしないか?」
 と、小学校以来の台詞を聴けたりする。
 日本でも知床の羅臼では、
 初対面の漁師の家に泊めてもらった時、
 息子さんを紹介され、
「これがうちの息子だ、まあ、腕相相撲でもとってみなさい」
 と、
 挨拶もなしに腕相撲だった。
 モンゴルでは日本の線の細い芸能人は人気がない。
 ワイルドな竹野内豊はもてる。
 羅臼の漁師は枕元にダンベルが置いてあった。
 う〜ん、自然と付き合うには力もいるのですね。
(写真:古川雪絵)