タバコの道

 
「モンゴルのホームステイ-モンゲル」
 モンゴルの街を
 タバコを吸いながら歩いていると、
 いかつい兄さんが向かってきて、
 こちらに手を伸ばす。
 かつあげされるのか?
 いんねんつけられるのか?
 と思っていると、
 タバコの火をかしてくれ、
 ということみたい。
 モンゴルではこういう場合、
 マッチ、ライターをかさずに、
 自分の吸っているタバコをわたす、
 兄さんはその先から自分のタバコに火を移し、
「ありがとよ」
 と言って去っていく。
 モンゴルのタバコはかっこいい。
 おじいさんは、キセルにタバコを、
 つめては吸い、つめては吸い。
 その所作、タバコの入った布袋、およびその他の道具は、かっこいい。
 おやじは、銀のケースから紙を取り出し、
 上手に刻みタバコを巻いて吸っている。
 未成年は、馬を追う途中。
 くぼ地に隠れて、
 新聞紙でタバコを巻き、
 唾でとめて、
 「ベギー兄さんには内緒だぜ」
 と言いながら、回し吸いする。
 そして
「日本の新聞紙はうまいなあ〜」
 と笑う。
 男らしさをもっている国には、
 タバコがよく似合うのだ。

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