激流下りの伊藤さん研修終わる

東京から来ていた伊藤夫妻の研修が終わりました。
コロナのことがあったので、
実施するかどうか悩んで決めた、3月〜4月のひと月でした。

その間、ドリアンでも、
悩みに悩んで、八丁堀店、堀越店とも閉めたりと、
コロナに翻弄され、ドタバタしっぱなしでした。

そんな状況での研修も意義があったとするなら、
こんなことかもしれません。↓


♫あーあー、かわのなーがーれーのーよーに♫
と緩やかに川が流れる時代は、もう過去になった気がします。

ひと月前には、早く春が来ないかなと、花見したいなと、
ぼーっとしていた私ですが、
なんだか、今では、その頃がすごく昔に感じます。

今、僕たちは、カヤックに乗って、激流を下っているみたいな早さで、
流れに翻弄されています。
その時には、話し合っている時間は無くて、
あそこだ、と思ったら舵を切り。
あっちだ、と思ったら思いっきりパドルを漕ぐしかない。

あっちだと思う?こっちだと思う?
皆が一致するまで話し合おう。
とやっていたら、
カヌーはあっという間に岩にぶちあたり、
皆が流れに放り出される。

誰かが判断して、
パドルを漕ぎ続けないといけないのだと感じます。

それでも、
判断が間違ったり、操船技術が未熟で、
時に、カヤックがひっくり返るかもしれない。

川に放り出され、わーっと、流されていく。
その時、
目の前に、倒木が横たわっているとしたら、
そこでは、
必死に、ただひたすら、その上を乗り越えないといけない。

(と、昔、カヤックの先生に習いました。)

「まあ、水の下で見えないけど、きっと通り抜けられるだろう」

と人間は考えてしまうもの、 安全性のバイアスです。

でも、 倒木の下は枝だらけだから、
下は通り抜けられず、ゆえに水流に押され、
引っかかって溺れ死にます。

だから、上を乗り越えて行かないといけないのです。

力が弱いから?
泳げないから?
男、女?
関係なく。

ただただ、
全ての力を振り絞って乗り越えるしか、選択肢はないのです。

それを繰り返していたら、
激流も、いつか、きっと、
緩やかな流れに辿り着くはずです。
きっと、、たぶん、、そう思いたい。



という、
思いをぶつけた、
今回の研修だったように思います。

このひと月は、ドリアンにとっても激流です。
(激流下りのほんのはじまりか?)
八丁堀店閉めるの、
早かった?遅かった?
続けとけばよかった?
常連さんはどうなる?

定期購入の新規募集は、
しないほうが良かった?して良かった?
曜日は?人数は?などなど、

あとから、皆に、
「別のやり方が良かったのに!」とか言われるとしても、
今はスピードが必要、
ボーとしてたら死にます。
100点は無理です。

とにかく、こがないと、舵をきりつづけないと、
この流れは漕ぎきれませんよ。

ということで、
早くしろ〜と、尻を叩きつつ、決まった、伊藤さんの店名は。

「カモのパン屋(仮)」 です。

よろしくお願いします。
ホームページ、ブログ、facebook、instagram、
まだ何もありません。

早くしろ〜〜〜〜! 岩にぶち当たるぞ〜!!

お互いこの激流を生き延びて、
いつか静かな河原でバーベキューしましょう!