泣きながら学級委員長になったかわいそうな話


朝刊の一面。
投票率の低さに、
「ビリー・ザ・ブートキャンプ」しかも(応用編)、
で怒りを発散、
という少し時代遅れも感じさせる朝でした。
そして思い出したのでした。
学生の頃の学級委員長選びは、
皆が自分にその役がこないように、
と息をひそめ、下を向き、
誰かが立候補すると心の中で、
「よくやった。自分は助かった。あーやっと帰れるよ。」
とホッとしている。
という、
なんとも煮え切らない、
できる事ならその場にいたくない、
独特の雰囲気を持っていた。
友達の岡田君、通称=オカチンは、
心ない友人から”推薦”されてしまい、
クラスもなんだか「それでは決まったね」
という空気になってしまい、
泣きながら学級委員長に決定した事があった。
僕の脳裏に焼き付いている、
小学校生活でも一二を争うかわいそうな出来事だった。
クラスの代表として皆の意見をまとめる役、
というよりも圧倒的に、
めんどくさい事や文句を一手に引き受ける役、
だったのだと思う。
なんだか、
今の投票に行かない人達をみると、
その時のクラスのドヨドヨドンヨリした空気と同じだ。
選挙期間中だけ、
名前を連呼してヨロシク、ヨロシク、
と愛想を振りまいている連中を、
冷めた目で眺めつつ、
「めんどくさいから連中に任せておこう、
 であとで、
 ツイッターで文句言おっと。」
と、
気持ちも解らないでもないです、
自分にも選挙期間中にだけ、
お店にくる親戚もいますから。
でも、
民主主義の世の中では、
今のボンクラの政治家も私達に選ばれた人だし、
寝ぼけた原子力周りの人達も、
その政治が導いたものなのだから、
間接的には、私たちが選んだ人達なのだから。。。
自分の飼い猫のウンコを踏んでしまった、
というか、
自分が選んで買ったゲームはクソゲーだった、
というか、
そういうことだと思うんです。
投票日だけです、
政治に直接的に参加できるのは、
あとはラジオ聞いて文句良いながらパンを焼く日々が続くのです。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

2件のコメント

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山口県でも、原発反対派の候補者はみな落選でした。とても残念。というより、悔しくて溜息ばかりです。民度のなんと低い事か。これだけの事故が起きても、まだ「安全基準を引き上げれば大丈夫」という言葉を信じているのが信じられません。それか、ただ単に考えていないのか?
とにかく、信じられない!どこまでノーテンキなんだか…。

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kanonさん>>
そうなんですよね〜
民主主義が良い方向へ導くのか、そうでないのか。
多数決では良い方向へ行かない、
という研究もありますよね。
みんな今日の幸せを望みますからね。。にんともかんとも、です。

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