パンの穴から世界を見た⑩/巡礼路のサンドイッチ

(『中国新聞』2013年7月15日掲載)

スペイン巡礼の道を歩き中です。
暑いのでビールの勉強をしたいところですが、
意外にパンの事もちゃんと勉強しています。
巡礼者定食という、
巡礼者用の安い定食にももちろんパンはついてくるから、
毎日、ほぼ毎食、パンはすこぶる食べています。
この辺りのパンは、小麦で軽く作ってあるものが多い。
でも軽いといってもチャラついてはなく、
先日見かけた”ガリシアのパン”なんぞは、
高倉健並みの凄いオーラを発するパンだった。
まだ旅の途中なのですが暫定一位についています。

さて、
スペイン巡礼路のサンドイッチはダイナミックかつシンプルが信条。
カフェや、バル(BAR)と呼ばれる食堂兼居酒屋で食べられます。

プエンタ・ル・レイナ(Puente le Reina )で食べたのは、
焼いたビーマン、トマト、そして豚肉のジューシートリオを挟んだもので、
汁が滴るのを気にせずほおばった。

エステージャ(Estella)では、
ハム、チーズに、目玉焼きを半ば強引に挟み込んだ一品であった。

ログローニョ(Logrono)では、
薄切りのパンの上に生ハムとチーズを載せて軽く焼き半分に折り畳んだもの。
そして、

小さいバゲットにシシトウとアンチョビを挟んだだけのものでワインを飲んだ。
いずれも素材はシンプル。
味付けもシンプルに塩、コショー、オリーブ油。
酒が飲みたくなる。
話しも弾む系のサンドでありました。
これらはピンチョス(Pinchos)と言われる小型のサンドで酒のつまみです。

時に立ち寄った村のカフェで軽食を食べたりする。
結構な大きさのバゲット半分に、
これでもかと、
スライスしたサラミが挟んであったり、卵焼きが挟んであったり、生ハムが挟んであったり、
一球入魂系が多かった。
これをボカディージョ(Bocadillo)といいます。

ともかくスペイン巡礼路のサンド事情は、
元気に食べようぜ、飲もうぜ!
という感じなのであります。
陽射しもギラギラしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ps
思い起こせば、
この↑10回は、ホテルに泊まって書いたのですが、
旅で小汚くなってきた頃だったので、
みょうにホテルが居心地悪かった。というおもひでです。
記事、アップ忘れてたわけではなく、
書くべきトピックが多すぎて、、、ついつい後回しに、、
少しずつアップしていきますので、
懲りずに読んでくださいね。
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

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ナポリで乾パン 

いとしさと悲しさと心強いラスクと

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