いろんな食品廃棄が問題になったクリスマス年末商戦も、 パンは捨ててません

食品廃棄が減らない理由は簡単です。

”捨てなくなった時、どんなに良いことが起こるか知らないから”

営業時間内に商品がなくなることを”機会損失”といいますが、
「もっとあれば、まだ売れたのにな〜。あ、これはチャンスを損したということだな!」
だから、
「余るぐらい並べておくべきだ!」
という、
よく考えると、意味の分からない理屈を産む、あれですね。

でも実は、
もし、商品を捨てなくなったのなら、
機会損失なんて補って余りある利点があるのです。

それを知ると、食品を捨てることは、食品が勿体無い以上に、
本当は経営的にこそ、もったいない。

機会損失を気にしていている間に、
色んなチャンスを損失しているのです。

商品の廃棄をなくすために、
ラインナップをシンプルに整理する。
製法もシンプルに研ぎ澄ます。

すると、
無駄な手間暇を削り取れる。
労働時間も減る。
人手も減らせる。

だから、
原材料の質も高められる。

でも、
原価や諸々のコストはむしろ下がるから、
質の高い商品を安く売ることができる!

すると当然、
お客の満足度は高くなる。
スタッフの負担は減り、給与は上がる。
質の高いお客が集まり、経営は安定する。

機会損失を気にかけなければ、
こんなにも沢山良いことが起こる。

しかも、それが好循環を生む。

新たな顧客層を増やすとかも必要なくなる。
いまのお客さんに全力でいい商品を届ければいいのです!

もっともっと売るぞ!
まだまだ売れるはずだ!
そんな時代もありましたが、
それは誰の為?
本当にお客さんの為?
本当に自分の為になったか?

結局、日本中が、満たされない思いで満たされました。

足るを知る。

良いもの作って、
これだけ売れればじゅうぶん!
さあ、飲みに行くぞ!

”捨てなくなった時、どんなに良いことが起こるか知らないから”

捨てなくなった時。
なによりも、
関わるみんなが、満ち足りた気分になれるのです。

4 件のコメント

  • 先日、八丁堀のお店に行きました。
    お昼時間の開店に合わせて並び、30分くらいかかってようやくレジにたどり着いたとき
    目の前のお客さんが狙っていたパンを一気に買われました。
    私はそのパン食べたかったので(いつも売り切れていて、別のパンを買っていた)、店員の女性に
    そのパンを予約できますか? と聞いたところ 「名前と電話番号の一致するお客さんでないと予約を受け付けられません」
    と言われました。私は、大勢のお客さんの前でとてもバツが悪く、その場をそそくさと立ち去りました。
    わざわざお店に出向き、30分も列を作り辿り着いたところでそう言われたことを、とても腹立たしく思いました。
    店員さんから馬鹿にされたような気がして、怒りを感じました。非常に不愉快な思いでした。
    経営方針なので、私は何も言えませんが、いい気になっているな、と感じました。
    お店は、既存客、リピータを大切にしているのかも知れませんが、私のように通い始めて数回の客もいます。
    新規もいます。その人たちにも支えられて、お店の経営が成り立っているのではないでしょうか。
    自分達の経営方針にいい気になり、バカにしたような態度を取り、私の時間を無駄にし、不愉快にさせたことは事実。
    このように感じる人が一人でもいるということは、少なくとも他にもいるのでしょう。
    そのうち、いい気になっていることが悪い評判を生み、しっぺ返しを食らうでしょう。

    • コメントありがとうございます。
      不愉快な想いをさせてしまったこと、誠に申し訳ございません。。

      自分もパンを作っている以上、全部お客さまのもとへ旅だって欲しい、と思っています。
      なので、
      確実に売れる”ご予約”というのは、とてもとても嬉しく、安心できるものなので、
      むしろ、全部お受けしたいと思っています。予約だけでもいいぐらいです。
      開店当初は、
      予約は喜んで受けていました。
      しかし、
      本当にキャンセルが多いのです。。
      閉店間際まで待って、表に誰も人通りがなくなってから、電話でキャンセルとか。
      もう、土曜日とかですと、
      そのパンは売れずに残ります。
      その前に、お客さまが来て、その方にはせっかく来てくれたのに、お断りして、
      その後にキャンセルで売れ残る。
      というのは、売り場も、製造も非常に心が痛くなります。

      ということで、予約の方法は今も考えて、試行錯誤中です。
      とりあえず、パンを食べたことない方は、まず食べて頂いてからにしています。
      今回のように、何回か来られたお客さまと、初めてのお客さまを、
      売り場のスタッフは見分けられないのです。
      なので、今回のように不愉快な想いをさせてしまったのだと思います。もうしわけございません!

      パンも捨てずにすみ、お客さまにも気持ちよく買って頂けるように、
      もう少し予約方法改善してまいります。

      この度は貴重なご意見ありがとうございます。

  • 別の者です。笑
    コメントした方の気持ちもわかりますが、田村さんの誠実な裏のないコメントを見ると「なるほど!」と納得できました。
    言葉って難しいな、怖いなとも思いましたが、正直な気持ちで誠実な対応をすれば大丈夫なんだなと逆に勇気付けられました。ありがとうございましたm(_ _)m
    コメントした方が返信コメントを読んでくれてるといいですね。

    ちなみに私は堀越のお店に昔2回ぐらい行って以来で、八丁堀のお店には先週金曜日に初めて行きました。
    田村さんの本を読んで考え方に共感して行ったので、待っている間ものんびりゆったりとした気持ちで心地良かったです。
    コメントした方にも本を読んでもらえたらいいな。

    • ゆきちさんありがとうございます!
      日本の職人さんも働いている人もお客さんもみんな真面目で誠実な人たちだと、海外に住んでみて本当に思います。
      ただ、それが少し行き過ぎてしまって、皆が皆に完璧を求め、求められたほうも完璧を目指し、そうしているうちに、なんだか息苦しくなって、忙しくなって、心も優しくなくなって、と、最後は、残念な結果になってしまっているのが、今の現状だと思います。
      「お気持ちはとても分かりますが、それはできないんです。」
      というのを、
      皆が許せる社会になれば、
      もっと楽に、もっと軽やかに、生活も経済も回り始めると感じています。
      本当に、すごく大きな可能性を持っています!!!

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