進化論 現状維持は退化?

さて、新聞連載最終回にふさわしく、「進化」というテーマで参りましょう。

我々のご先祖様は進化し続けて、今に至っています。
バクテリア、魚、両生類、陸上へ、と様々に進化していったわけです。
クジラなんて、海→陸→また海です。

子どもと一緒に、「大昔の生き物図鑑」を見ていると、もうそれは戦国時代さながらの生き残りをかけた営みです。と同時に、切磋琢磨しながら、生命全体として進化しているようにも感じられます。

では、進化の逆は何でしょうか?

退化じゃないの?
と思うでしょうが、さきほどのクジラは一回獲得した足をわざわざ退化させて、またヒレに変化させたわけですもんね。立派な進化です。
なので進化の逆は、「現状維持」なのです。

この連載でもたびたび登場したワードでございますね。
今に留まることこそが進化の流れに逆らうことなのです。

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私たちは日々進化できているのでしょうか?

子どもの図鑑を見ると、だいたいその時代の、最強の生き物は絶滅しています。
「今のままがずっと続いてほしいなー」と現状維持を指向するからです。
社会で例えても、石炭、造船が最強の時代も、車、家電が最強の時代も、テレビ、ラジオが最強の時代も「ジャパン アズ ナンバーワン」と呼ばれた時代もあったんです。

子ども達を見てください。
幼少時代からスマホがあり、YouTubeを見てます。動画通話は当たり前です。

技術の発展や、言語、音楽、儀式や芸術、いろんなものを通して、
次の世代へ高度な進化を伝え促しています。
人類は、ジェット機並みのスピード感で進化しているのです。

一方、われわれ大人達は、普通に生活しているだけで、子ども達から見ると、すでに相対的に退化しているということです。それに加えてさらに、現状維持なんて指向してしまった日には、、、
これは我々の仕事、職業、生き方、全てににおいて激しく退化していくということです。


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先日、息子が、自宅周辺のオオサンショウウオのことを心配して、役場にメールを送りました(私が代筆で)。
天然記念物で貴重なこと、この辺りは産卵場所なこと、
でも山での伐採でずっと川が濁っていること。
オオサンショウウオが大丈夫か心配です?というメールです。

役場からの返信は、「工事業者にはしっかり法律に基づき指導し、適切にやっていただいています。」でした。。

子ども達からすると3世代前の植林事業、河川事業の結果である今日の状況。
大人達の考えと、進化の最前線で生きる子どもの心配。
どちらに、未来と進化を感じますか?

「大人達、現状維持してないで、進化してよ!」
と子ども達の叫びかもしれません。

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人類の進化は、
個人の落ち着くとこ→集団の共通利益→集団を包括した局面へと進化を遂げています。

普通に誰もが、遠くの戦争や災害に心を痛めることができるのです。
スマホもあり。カラーな動画を手軽にとれ、世界中でシェアできる。

そんな色んなテクノロジーのおかげもあって、
物理的にも精神的にも、昔はできなかったことが、できるように進化しているのです。

パソコンは性能を爆上げし、AIも進化して、こなせる仕事量はものすごく増えているはずです。
高度経済成長期なんて、そろばんか電卓だけだったんですよ。

でも、われわれ自信は、更なる進化に向かっていますか?
進化をバリバリ体感できていますか?
それとも、現状維持という退化へ向かっていますか?

我が家の家訓は、
「3年経ったら考えて、5年経ったら変えて、10年経ったらやめる」
でしたが、今はもっと早いスパンにしないといけません!

僕ももっと未知で広いところを目指して進化するため、
パンも米も、学校も、コーチングも爆進させます。
最近は、身体の施術も武術も習い始めました。
まだまだ知らない世界が沢山です。休む暇なしです。
皆さんも一緒に進化しましょうね!!

4年半の長きにわたって、この連載を読んで頂き、本当にありがとうございました(^o^)/
(中国新聞での連載「捨てないパン屋の働き方」は8月で終わりました。)

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