660件のコメントへの返信です

さて、youtube、「日本がよくなるシゴトずかん」に取材頂いた動画

https://www.youtube.com/watch?v=wSECHbip3yY&t=688s が、135万回再生、 コメント660件頂いてます。ありがとうございます。

再生数もコメントも落ち着いてきたので、この辺りで、
見て頂いた方達、特にコメント頂いた方達に、
少しでも疑問にお答え、補足をするべく、文章書いておこうと思います。
ブログにも本にも書いたことない内容です。気合い入れて書きました!

まず、コメントで多かったのは、
「それって誰でもできるの?」
「限られた人だけにできることなんじゃない?」

そうです!そこ大事です!
だから自分もそこをずっと研究しています。
今の時点での自分の暫定一位(50%間違ってるかも)の答えを書いていきますよ。
(動画も長かったですが、これも長いです。専門用語多めです。
でも、ググりながらでも読んでいただけたら、それだけでも、夢実現への効果があると思います。)

自分は今、認知科学にもとづいたコーチングを実践しつつ、その勉強を貪るようにしています。
認知科学とは、人がどのように現実を知覚して認識しているのか、というAI 研究でも中心になる学問分野です。
AIは人工知能です。その研究には当然、天然の知能?というか、人間の知能の研究が土台になりますよね。
人間が現実をどう五感でとらえ、脳と心がどんな働きをしているのか、その研究が認知科学です。

今回の動画のコメントにも多かったのが、「再現性」への疑問です。
「それって、田村さんだけできることなんじゃないの?」
そんなことはなく、誰でもできるんだというのを、科学的に証明したいし、実証したいからです。
でないと意味の無い自慢話で終わるからです。

ここでは、夢が叶っていく、1つのひな形を例にあげて、解説を試みようと思いますよ。

自分の場合は、高校二年生の夏休みにインドへ一人旅をしたのが、偶然にも認知科学をもとにしたコーチングそのものだったので、それを例に説明していきますね。

インドへ旅をすると決めた時、それはまがいも無く、現状の外のゴールでした。
(コーチングでは夢をゴールて言います。そして基本は現状の外にぶっ飛んだゴールを置くことです。)

なにせ、
一人で新幹線に乗ったこともない。ましてや飛行機なんか。
おばあちゃんの家にさえ、一人で行ったことはない。隣県にも、ましてや海外になんか。
インドなんて宇宙のような感じがした。
英語もできない。17=SEVENTEEN と、70=SEVENTY の違いも知らなかった。

言いだした時は、行く方法さえ分からなかった。
チケットを取り。(ツアーじゃないので、未成年は両親の承諾書が必要)
『地球の歩き方』を買い。
リュックを買った。

旅を決めて、出発まで、学校で学園祭とかあったけど、何も覚えていない。
それぐらい怖かったです。できるなら「やっぱりやめようかな」て言いたかった。

ゴール的には、have toな感じがするのだけど、
中学校から続けていた部活を辞めた直後で、
「変わりたい!」
というゴールは100%、want toだったのだと思います。

不安でドキドキして止めたいんだけど、その先にあるゴールが心から欲しい!!!
これが良いゴールです。

飛び立っても、ひと月の旅の間、全く心は安まらない。
新幹線の中から、飛行機、インドの空港、安宿、騙されて連れて行かれた紛争地帯カシミール。
全部、コンフォートゾーン(自分のセルフイメージが居心地の良い空間。)の外側。

生き抜くために必死だから、
現状を維持するための、創造的無意識による、ホメオスタシス(恒常性維持機能)は、働かず、
逆に脳とタッグを組んで、現状を打破するために、
「どうしたらできる?」
という創造的無意識が未来へクリエイティブに働きつづけていた。

僕たちの脳は、機会が与えられていないだけで、
来るべき時が来ると、ものすごい力を発揮する。
しかも無意識下で。
だから創造的無意識という。

でも、普段、夢なく過ごしている時は、今を維持することに、
ものすごい力で創造的無意識は働く。
言い訳、できない理由をノートに書き出すと無限に書ける。
その天才的な能力が、未来に向けて働くか、現在&過去の維持に向けて働くか。
その差がとても大きい。

騙されてホテルで高額請求されても、「どうしたら脱出できる?」
紛争地帯で飛行機のチケットを無くしても、「どうしたら帰れる?」
騙されてほぼ無一文になっても、「どうしたら帰国できる?」
頼みの腕時計が壊れても、「どうしたら時計を入手できる?」
現状維持している暇はない。
どうしたら?どうしたら?の連続体験。

一月後、帰ってきたときの感想は、
「これなら、何処へでも行ける!」
エフィカシー(自分のゴール達成能力の自己評価)は爆上がりした。
逆に、
「意外に、とくに何にも変わらないな」とも思った。
マインドが変わっても、目の前の現実は時間差で変わることをまだ知らなかった。
(今では、すごく変わったとわかっているけど。)

インドに行って、英語が得意になったりとか、これも効果と言えば効果だけど、
一番大きな成果は、
17才のこの体験は、自分のゴール達成のひな形になったこと。

〇今の自分の手の届かないゴールを持つ。(現状の外のゴール)
〇目をつぶって踏み出す。大丈夫、一月後には変わった世界に行ける。
(自分のブリーフシステムを飛び出す。コンフォートゾーンは簡単に変えられる。今いるワールドから望むワールド2へはマインド次第で意外に簡単に行ける。)
〇自分はどうせできる。今までだって、今回だって。(エフィカシー)
〇回数を重ねるとエフィカシーは足し算で上がって行き、ゴールの抽象度も上がっていく。(ゴールに含む人数が増える=社会性が出てくる)
〇そしてなぜか、近くにいる人に伝染する。(コレクティブ・エフィカシー、その場や集団のエフィカシーが関係して。)

インドのおかげか英語の偏差値が70あったから、英文科とかを薦められたけど、国際関係学科に進学した。
夢は「世界の矛盾を解決したい」になっていた。
インドへ行ったから見つかったのか?(コンフォートゾーンが上がれば、おのずとゴールの抽象度も上がる。)

大学で学ぶと、世界は、経済も政治も矛盾だらけだった。
法律もルールもない。力とお金だけのアナーキー(無秩序)な世界にガックシした。
でも、マインドは、「どうしたら解決出来る?」「どうしたら?」「どうしたら?」
という風に変わっていた。すると脳は、情報やヒントを24時間検索するようになる。

その検索のおかげか、単位目的で受けた総合科目の授業で環境問題に出会った。
事実にしろ、フェイクにしろ、環境問題は、抽象度としては、
経済も政治も文化も自然も科学も包摂している。
だから、環境問題を動かせば、経済も政治も動く。

お金儲けの人達も、政治的思惑で動いている人も、
SDGSとか、地球温暖化とかの環境問題を盾に攻めてくるのは、そこが抽象度が高いと知っているからだ。
脱炭素とか言われると、自動車業界も従わざるを得ない。
それぐらい、抽象度が上の概念は強力に働くという事です。
(抽象度、という概念わからなかったら、「抽象度 苫米地博士」でググってみてください。)

数年後、
「環境問題を使って、世界の矛盾を解決する。」
というゴールを持って、モンゴルへ住み着いたのも、間違いなく、高校2年の時のインドのひな形があったおかげだ。

モンゴル語はできない。相手が笑ったら笑うことから学習スタート。
知り合いは一人のモンゴル人だけ。
モンゴルに到着して一月後には、日本から大学生が3人来て、草原で遊牧民のゲルにホームステイするプログラムをすることは決まっていた。お金もらっちゃっていた。
到着した駅のホームには約束の出迎えの人はいなくて、いきなり宿無しスタートだった。

「どうしたできる?」「どうしたらできる?」
そのキーワードで、創造的無意識は猛烈に五感を使い情報やヒントを収集する。逃さない。
なんとか住むアパートを探し。
タバコ友達を作ってモンゴル語を習い。
通訳を見つけて、日本人学生達を迎え、、、。
ふた月後には、馬に乗って、モンゴル語で指示を出している自分がいた。

ウソでしょ?
自分でも思った。

コンフォートゾーンは簡単に移行するし、住んでいる世界なんて数ヶ月で変わってしまい、その結果として、
夢はいつの間にか叶っている。

実家のパン屋を継いだ時も。
パンを一人で焼いたこともなかった。
天然酵母の知識もゼロ、ルヴァン種なんて知りもしない。
国産の麦が美味しいとか美味しくないとかわかるはずない。
薪窯なんて触ったこともない。

でも、「薪窯で日本一のパン屋になる」とゴール設定した。
ゴールが先。
その方法は全く思いつかなくてもいい。
解決方法は、脳が勝手に探してくれる。
元祖コーチングの故ルー・タイスさんは、
「Invent on the way」て言われている。

この時もだけど、ゴールは、誰にも言ってない。
言えば、「もっと現実見たら?」と言われて、夢もしぼんでしまうから。誰にも言わない。
(ここにもあまり書きたくないですが。。。汗)

20才そこそこの時、
「自然カメラマンになります」と言ったら、
「カメラ持ってるの?」と聞かれて、
「持ってないです」と答えたら、
「そりゃ無理でしょ」と言われて、
自分でも、
「そりゃ、そうだよな」と思ってしまった。
その瞬間、夢は煙のように消えた。

この一連のトークが、ドリームキラーというもので、誰にも悪気はないから、強力に夢を潰す。
理屈は通っているし、だからこそ、自分でも、「たしかにな」と思ってしまう。
そうセルフトーク(心の中の独り言)してしまうと、自分の心と脳に受けいれてしまったことになり、夢は立ち消えてしまう。

だから、パン屋の時は誰にも言わなかった。
「カンパーニュ(固い大きな田舎パン)だけを並べて日本一になる。」
家族にも、スタッフにも。

でも、インドの時も、モンゴルの時もそうだった。
やればできる。やらないだけだ。

とはいえ、パン屋はなかなか困難だった。
今思えば、初期は抽象度が低かったのが原因だ。

いきなり、毎年赤字、借金はある、傾いたお店が目の前にあったから、お金への不安と恐怖が先立ってしまって、
視野が狭く、抽象度は低く、IQも下がっていた。

時間は目一杯働くのが正義。
手をかけるのが正義。
お金を稼ぐのはなんとなく悪。

そんな信念=ブリーフ、が、頭の中にあったから、そういう発想やアイデアしか湧いてこない。
楽に働けるヒントや、手抜きできるアイデア、もっと稼げる方法が、目の前にあったとしても、
それは心理的盲点=スコトーマ、となって、見えないのだから、
いくらもがこうが、解決はしません。

脳は、重要だと思っている事以外は、迷惑メールフォルダのように、フィルターにかけてくれるからです。
見えも聞こえもしません。
電車で寝ていても、自分の下りる駅になったら、ハッと起きて下りれますよね。
あれもこの機能です。

そんなドタバタは、夏休みをひと月取りはじめて、変わっていった。
その間は、旅をして、見聞を広め、新しい価値観に触れ、スコトーマをずらし、抽象度を上げられる。
そう、インドやモンゴルの時のマインドの使い方を思い出すことができた。

1年お店を休んでヨーロッパに行ったときも、
働く店は決まってないし、貯金も無し。
(ちなみに、直前に結婚したけど、貯金は無し。)

もちろんいつでも現状から踏み外すときは、バンジージャンプを飛ぶぐらいドキドキする。
それは、脳があらゆる方法で、現状が変わるのを止めようとするから。
この時スタッフに休業を発表する前日、今までで一番の高熱を出して、はじめてお店を休んだぐらい。

でももう自分は知っていたから飛び降りられた。
「目をつぶって踏み出せば、簡単にコンフォートゾーンは変えられて、違うワールドへいける!」
ということを。
この事をどれだけ信じられているかが、エフィカシーと言い換えても良いと思う。
エフィカシーが夢をかなえる燃料です。

そして、ヨーロッパに行くときは意図的に抽象度を押し上げた。

「この留学ではパンの事は学ばない。日本の為に働き方を盗むぞ」と。

その頃は、認知科学なんて知らないけど、なんとなく、その方が、自分の中で力も湧くし、
周りの人達と一緒に盛り上がっていける気がしていたから。

今になって認知科学的に説明すると、たとえば、
下手な鍼灸師は、膝が痛ければ膝に鍼を打ち、肩が痛ければ肩に鍼を打つ。
上手な鍼灸師は、患部には打たなくても、全身の気血を整えて、結果的に患部を直す。他の所も調子良くなっている。
これは抽象度の例だ。

パン屋でドタバタしてても儲からないのは、パンとか、パン屋とかに鍼を打っても、違うのです。
パン屋も、八百屋も、レストランも、教員も、鉄道も役所も、包摂した上の抽象度、
LUB(least upper band)ともいう、その一段、二段階上の抽象度へ鍼を打たないと、根本的な治療にはならないからです。

だから、「働き方」に鍼を打ったのです。

帰国して、働き方は激変しました。
ヨーロッパで体験したコンフォートゾーン。
みんなゆっくり食事をとり、カフェで談笑しつつ、ヴァカンスをはじめ、家族の時間もたっぷりとる。
そんな生活をコンフォートゾーンとして取り入れた以上。
日本の働き方を、ヨーロッパみたいな働き方に、「どうしたらできる?」」という創造的無意識が働くからです。
その2つの差が大きいほど、伸びたゴムのように強く、創造的無意識は働き、しかも無意識下で、
起きてる時も、寝てる時も、車運転してる時も、情報やヒントを探し続けるからです。

日本のパンも、ヨーロッパのパンも大差は無いので、
パンに焦点を当てていては、ゴムはゆるゆるなので、創造的無意識は働きません。
のんびりして、「楽しかったー、やっぱりヨーロッパはいいわー」と帰ってくるだけです。
年に100人以上、研修に行っていても結果はでません。スコトーマも働いて、実際なにも見えないからです。

自分は逆に、ヨーロッパで鬱になりました。
働き方の差、文化の差、に悩み、探し、もがきもがいたからです。
その産みの苦しみは、日本の働き方の現状と、ヨーロッパの働き方の差からくる、認知的不協和(求めるゴールと現状の差に対するもどかしさ、モヤモヤ、いてもたってもいられない感)の働きです。
でも、その働きが、モチベーションと呼ばれるものです。
満足している状況では、モチベーションは産まれません。

あがいた結果。
オーストリアのお店で働き方のヒントを得られた。
面識のない、舟田詠子先生に、「勉強したいんです」とメールを書いたのがきっかけだった。
オーストリアに行ってお話しているときに、
「私は、あんなメールもらっても普通は断るんだけど、なんで返信したのかしらね〜」、
と真顔でおっしゃっていた。

今となって思い起こせば、
あんな不躾で失礼なメールを書く勇気を持てたのも、
先生が、「来なさい」と返信下さったのも、
その時持っていた、「日本人の働き方を変えるヒントを見つけて帰るんだ!」という、ゴールの抽象度(含む人数)だったのかな、と思えます。

話しを戻して、帰国後、働き方を変えていくと、なんと、
経営も上向き、パンも捨てなくなった。パン自体も美味しくなったのです。

経営の勉強なんかしてないし、
パンの勉強なんか1分もしてない、
パンは捨てたくないなーとは思っていたけど、特別それに向けていろいろやったわけでもない。

本当に鍼の時と同じですよね。
抽象度の高い部分に鍼を差すと、全身に効いてくるからです。
自覚のなかった、調子の悪かった所も改善してくるからです。

それから、
本を出したり、ラジオ番組やったり、移住したり、お米作ったり、学校やったりしてますが、
書くとキリがないので、また別の機会にしますが、
全部からくりは同じです。

面白いのは、研修生を10年間で20人とった時のことです。
3ヶ月だけの研修で、みんな夢をかなえていったのです。
独立希望者はみんな独立。粉を触ったことなかった人もです。
自分でも不思議だったのですが、今はハッキリ分かっています。

「目をつぶって踏み出せば、簡単にコンフォートゾーンは変えられて、違うワールドへいける!」
と経験を通して、信じ切っている人(この場合自分です)が近くにいると、その人も、
「あ、そんなもんなんすかー!?」
て変われるからです。
これは、誰でも万人に共通する、コレクティブ・エフィカシーという、脳と心の働きなのです。

長くなりましたが、
だから自分は今、認知科学をもとにしたコーチングを必死に学んでいます。

読んで頂いて、
「そういうカラクリがあるんだったら、自分もやれそうだな〜」
とぼんやりとでも思えたあなたは、もう見える世界が変わっています!!!
文中でも触れた、盲点、スコトーマがズレたからです。

今、例に挙げたようなことを、旅に出ずとも日常の中で、しかも人生のすべてのカテゴリー(職業、趣味から家庭にお金に、社会貢献になど全てです)の中で、しかも、科学的に行っていく手助けするのが、コーチングです。

マインドを変えれば、自分は確実に変われます。
可能性は、まだまだまだまだ広がっているんです。

僕はこれを、小中高校生から、大学生、社会に出たばかりの若い人、今必死に働いている人、
何か違和感を感じている働き盛り、定年後の夢を探している人、
もうみんなに届けるべきだと思っています。

自分でできるセルフコーチングの本も沢山でてるので、ぜひ興味のある方は、学んでみてください-!おすすめです。
自分が習っている苫米地博士の本は250冊以上です。汗
最初に読むのにオススメは『オーセンティック コーチング』苫米地英人著
お子さんがいる方にオススメは『ドリームサポーター』田島大輔著 苫米地英人監修 です。
これ読んで、インド行きの背中を教えてくれたり、親族に言いふらして?退路を断ってくれた両親に、本当に感謝しました!

きっと誰でも変われるし、夢もどんどん叶えられます。才能も過去も関係ありません!
だってヤカンを火にかけたら湯が沸く、と同じく科学だからです。(^o^)/

長いyoutube動画見て頂いたり、これまた長い文章読んで下さった方が、
一人でも多くワハハ仲間になって、アメーバ的にワハハな生き方を広げてくれるのを、願っております!!!!!!!

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