今まで沢山の旅をしてきた。
17才でインドへ一人旅して、ナンを食べた。
大学生の時に行ったアメリカで、西洋のパン食を初めて経験した。
モンゴルには2年間住んで、遊牧民のゲルにもよく泊まった。
ロシア風の田舎パンも乾燥してカチカチだったけど美味しかった。
パン屋になってからヨーロッパに行った。
ドイツの黒いパン。
フランスではバゲットのサンドイッチが美味しかったし、イタリアはピザやパスタが美味しすぎてパンは覚えていない。
スペインは巡礼を2回、2000キロを歩いたから、
毎日毎日、美味しいパンからまずいパンまで、いろいろ食べた。
モロッコでは砂漠の遊牧民のパン。
最近行ったモンゴルの最西端部ウルギーへ行った時は、揚げパンに美味しいバターを塗って食べた。
いろんな国に、それぞれの文化に溶け込むパンがある。
では日本のパンは?
そもそも日本にパンは必要なのだろうか?
個人的には、お米にうどんにそばが好きです。
パンはあってもいいのだろうか?
無くてもかまわないのだろうか?
もし、
あえて100年後の日本に残してもいいかな、というパンがあるとしたら、どんなパンだろうか?
そんなことを考えながら焼いています。
まだまだ旅の途中です*(^o^)/*