パン屋を親子でするもんではないけど。。


もうパン屋を引退して5年くらい経った父が、
水墨画展に作品を出してる”らしい”ので、
(照れて言わない)
仕事後に見に行った。

なぜか絵を見て、
不覚にも少しうるっときてしまった。

なんでだろ。
身内びいきもあるけど、
展示作品の中で一番好きだったし、
なにより、
父らしい絵だな、と思った。

一緒に仕事してた時は、毎日のように、もう何百回と、
怒鳴り合い、掴みかからんばかりに、喧嘩した。
(ちなみに家では一度も喧嘩なんかしたこと無い)

だからこそ、筆使いがわかる。
というか、ああ、こういうところ父らしいな、と感じた。

器用でない。
おおざっぱ。
写実的才能はない。
バランス感覚もない。
なんかゆがんでる。。

でもそんなのは気にしない、
馬鹿正直なほどのまっすぐさに、
ほんのり熱いものを感じた。

それが、うるっとの原因かも。

パン屋での喧嘩の日々は本当に辛かったけど。
それは、
不良が川の土手で殴り合いの喧嘩して、
ゴロゴロ草の上を転がって、
空見てハーハー言って、

「おまえ、やるじゃねえか」

と、分かり合える。
というのに、似ていなくもない。

本気でやり合わないと分からないことってある。
けど、普通それはなかなか親子間ではないこと。

まあ、
今となっては、あれはあれで良かったのかな。
私も少し大人になった、秋晴れの日でした。
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

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セルジュさん料理通信を台無しにする

栗のパンで愛の頭突き!

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