いとしさと悲しさと心強いラスクと


僕はよく、
「菓子パンなんてなくしてしまえ」
と言ったり書いたりするから、
菓子パン作ってる人を糾弾してるんだと思われる。
うちはパン屋だったので、子供の頃よく後片付けを手伝っていた。
パン屋の後片付けとは、
残ったパンを捨てることなのだ。
25キロの粉が入る大きな袋いっぱいに、
菓子パンを、多い時は、二袋、三袋も、捨てる。
誰が一番辛いのか。
作った職人だ。
前日から仕込み、
朝早くに起きて育てて、窯につきっきりで、これはというタイミングで出したパン。
これだ!
という惚れ惚れいとおしいパンが焼けた時に限って雨とか降ったりして、
お客さんなんて、気まぐれなものなので、
誰も来なくて、大量に残る。
中には、トレーにパンがきれいに並んだまま、手付かずで残る。
焼きたて至上主義の今、次の日に売るなんて出来ない。
安売りしたら次の日が売れなくなる。
誰かにただであげることすらも出来ない。
食中毒とかに敏感すぎる時代であります。
できることはただ。
それを黙って袋に放り込んでいく。
心を殺して何も感じないように。
そうしないと 変になってしまいそうな作業だ。
人間には、
”食べ物を粗末にしたらいけない”、
という思いが生まれつき備わっているから、
それは罪の意識となり、二重のストレスを生む。
想像してみて。
昨晩だって、日本中の何千件というほとんどのパン屋では、
こんな切なさ繰り返されたのです。
そして、
今日も明日も明後日も。
こんなことは終わりにしないといけない!
こんなパン屋の形は間違っている!
と、僕は叫んでいるだけです。
実際にヨーロッパのパン屋は捨ててないところも多く、モデルは用意されているのだから。
だからうちは菓子パンはやらない。
言い換えると、
残ったらすぐに捨てないといけないパンはやらない。
それだけです。
そして、
残ったパンで作るラスクは、
その心強い救世主なわけでございます。
ラスク復活しておりますので、是非に!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーラスク原材料ー
パン(有機国産小麦、国産ライ麦、国産減農薬スペルト小麦)
高千穂発酵バター
奄美諸島産砂糖
シナモン
店頭では図り売りとなっておりまして、
伝統のピヨ紙袋に入れてお渡しです。
一枚からでも買えますよ。
通販は袋入り準備中ですー!
deRienのfacebookページには載せきれなかった写真があります。是非みてください。
「石窯で焼く天然酵母パン/Boulangerie deRien」

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パンの穴から世界を見た⑩/巡礼路のサンドイッチ

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コメント

    • inaki
    • 2014年 2月 20日

    SECRET: 0
    PASS:
    FBのリンクの画像では見切れてましたが、鷲の絵でビビっときましたよ。
    やっぱり白くてふわっとしたパンには、粉末麦芽入りのスーパーキングが一番ですか!
    捨てたくないですね、パンも希望も。

  1. SECRET: 0
    PASS:
    inakiさん>>それは言わない約束ですよ===。(^^)

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