スペイン巡礼フランス人の道43日目〜ポルトに来た











Muxia-porto
6:15に起きる。
真っ暗なホテルのロビーを抜けて、バス停に向かう。
途中。巡礼中、リュックにつけていた目印のホタテを、海に投げた。
サヨナラ、カミーノ!
記念にとっておくのはいけない。前へ進まなくては!と言い聞かせて投げた。
一つの旅がおわった。いつまでも浸っていてはだめだ。次の旅を始めないと。これこそ、カミーノで学んだ事だ。次の町、次の町へと、進み続けるのがカミーノだったのだから。
とどまってはいかん。
巡礼最後のボカディージョ
昨日の深夜に、カフェにいって持ち帰りを頼んだら、もう調理場を掃除していたのに、おばちゃんが時間をかけて作ってくれた、冷えてるけどあったかいボカディージョ。涙
サンティアゴでバスを乗り継いで、ポルトへ向かう。
バスの中から巡礼者を見る。変な気持ちだ。歩きたくなる。
ぶどう畑が増えてきた。
この辺りは全部棚方式だ。
霧も多いし湿度が高いからか。
なぜ日本はフランスのやり方ばかり真似して、スペイン、ポルトガルのワイン作りを学ばないのかな?
パンについての自省も含めつつおもう。
こっちのほうが、文化的にもフィットしそうに思える。
昨日の食堂で5euroで飲んだ、安くてうまいワインは、酸味と旨みが詰まっていた。それらは棚方式だとおもう。
ポルトへ着いて、なんとまた韓国人の友人達と再再会!
ムシアの宿に忘れていた上着を届けに来たのだ。
でも、そのおかげで、みんなで夜のポルトをたんのうできた。
ポルトの旧市街は、一回部分だけ、観光客用に飲食店になってるけど、二階以上はほとんど無人で真っ暗だ。
景気がわるいのだ。
深刻だなと思った。